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丸カゴの作り方 🌿アオツヅラフジ
今回はかご編みの基本中の基本である、丸かごの作り方を紹介しようと思います!この丸かごとゴッズアイのかご・木の皮のかご・コイリングができるようになれば、後はこれらを応用して、大体のものを作ることができます。
それではさっそく丸かごの作り方に入りたいと思います。
材料
・アオツヅラフジ 太いところ (縦芯)
・アオツヅラフジ 細いところ (編み芯)
丸かごを作る蔓は何でも良いのですが、今回は、アオツヅラフジの蔓を使います。皆さんは手に入りやすいものをお使いください。初めはクズなどの柔らかくて、やや太いものが編みやすくて良いかと思います。
作り方
1. 縦芯をカットする
アオツヅラフジの太めのつるを、55cm(以前20cmと書いていましたが、55cmの間違いです。20cmでカットしてしまった方、ごめんなさい (*_ _))に10本カットします。これが丸かごの骨組み(縦芯)になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1642944728565-7ZPH4Zifpb.jpg?width=800)
2. 縦芯を十字に束ねる
10本の縦芯を、縦横5本ずつにまとめて、十字に置きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642944776983-HrtJ5gRN3h.jpg?width=800)
初めに、横向きの縦芯左側下に編み心を、通します。このとき、編み心の長い方は、手前側にしておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642947006279-OzEFVhFiTj.jpg?width=800)
次からは、十字にした縦芯の周りを時計回りに、ぐるぐると巻いていきます。下の画像のように、まずは上の画像で下に通した縦芯の「表」へ編み芯を持って行きます(1)。次に、時計回り方向に縦芯の「裏」へ編み心を通します(2)。
![](https://assets.st-note.com/img/1643199388561-i8Ed0WZInh.jpg?width=800)
あとはその繰り返しです。 下の画像のように、時計回りに表、裏、表、裏・・・っと縦芯に編み芯を通して行き、これを3周します。この時、緩まないようにやや力を入れて編んでいきますが、ぎゅっと力を加えると縦芯が重なってしまうことがよくありますので、注意してください。
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3周すると、しっかりと固定されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642947313539-3mETUsD9XM.jpg?width=800)
次に縦芯を1本切ります。このとき切る縦芯は、5本になっているところの、中3本のどれかから、曲がっていたり、折れていたりするようなあまり良くないものを選んでください。なぜ1本切るかと言うと、偶数だと2重3重と編んで行く時に、同じところが裏表裏表と重なって、互い違いにならないからです。と言われてもちょっと分かりずらいですよね(^^) もう少し編み進でいくと見えてくると思いますので、先を待ってください。
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3. 編み芯を縦芯に編み込んで底を作る
ここから上で束ねた十字の縦芯に、2本飛ばしで、表・裏・表・裏・・・と円状に編んでいきます。これがかごの底の部分を形成します。1本ずつ互い違いではなく、なぜ2本飛ばしに編んでいくかというと、これによって底が押さえつけられ平らになるからです。なので、平ではなく、ころんと丸い底にしたい場合は、1本飛ばしで互い違いに編んでいくと良いですね。
このとき、先ほど縦芯を五本ずつ束ねたので、どうしても下の画像のように、黄色の矢印の部分に大きくすきまができてしまいます。これは、編んでいく中で自然と狭まってくるように調整してください。
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![](https://assets.st-note.com/img/1643201796991-62Eaee3bA5.jpg?width=800)
好みの底の大きさになるまで編みます。
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4. 側面を編む
底がこのくらいで良いかなと思ったら、そこから縦芯を立ち上げていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642945338909-bCKCh0BQsl.jpg?width=800)
立ち上げは、縦芯を手で押さえながらしっかりと持ち上げ、編み芯で内側へひっぱり込むようにしながら行います。このようにして何段が編み進むと、下の写真のように縦芯が立ち上がってきます。
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さらに上へと編み進みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642948073798-8VO5Bb6tEh.jpg?width=800)
どんどん編んでいくとこのようになってきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642948339521-O16MmWWJhI.jpg?width=800)
5. 縁を始末する
好みの高さまで側面が編み進んだら、縁の始末をします。
![https://assets.st-note.com/img/1642759782990-lLmJDCTiSx.jpg](https://assets.st-note.com/img/1642759782990-lLmJDCTiSx.jpg?width=800)
1、下の画像の、左人差し指で支えている縦芯(かごからツンツンと上に飛び出しているつる)を、隣縦芯の前を通って、次の隣の縦芯(1個飛ばして次ということですね。)の後ろ側に倒します。
![https://assets.st-note.com/img/1642759833875-OiDNzI0xwN.jpg](https://assets.st-note.com/img/1642759833875-OiDNzI0xwN.jpg?width=800)
2、倒した縦芯の隣の縦芯も、同じように隣の隣(1個飛ばして次)の縦芯の後ろに倒します。これを最後の1本になるまで繰り返していきます。
![https://assets.st-note.com/img/1642759663822-uosb0tFWQa.jpg](https://assets.st-note.com/img/1642759663822-uosb0tFWQa.jpg?width=800)
3、最後の1本はとなりの縦芯に下の写真のように入れ込み、ぐっと押し込んで周りと同じ形に調整します。
![https://assets.st-note.com/img/1642760128069-abrdeTGWK5.jpg](https://assets.st-note.com/img/1642760128069-abrdeTGWK5.jpg?width=800)
4、縁の始末が終わったら、飛び出しているところや、長いところをカットして、出来上がりです。
完成!
![](https://assets.st-note.com/img/1643026012731-EpS9i38gm2.jpg?width=800)
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最後に
丸かごは、いつもワークショップで、あれこれ教えてもらいながら作ってきたのですが、今回記事を書くための丸かご作りなので、途中で写真を撮ったり、説明として文字に起こすことを念頭に、自宅で試行錯誤しながら作りました。でもそのおかげで、今まではどこか講師に頼ってしまう部分がありましたが、ある程度一人でもかごを作れる自信がつきました!
これからも良い作品をご提供できるよう頑張ります٩(ˊᗜˋ*)
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