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地方移住と音楽・ライブやアーティスト活動の関係性について

最近、15キロくらい痩せてやっと横向きで寝れるようになったミッチェこと宮沢です。
今回は移住と音楽について。

僕は約10年以上前からVJという音楽ライブで映像演出することをWEB制作とは別にやっていました。
簡単に言うと、紅白歌合戦で演奏の後ろで流れている映像です。(紅白でVJやった事があるわけではない。。)

VJがどんなものかは自分のnoteに記事があるのでお手隙でご覧ください。

という音楽業界に足を突っ込んでいたわけですが、特にインディーズの世界で、アーティストも大きな事務所に所属している人たちではなく、自分たちの力でライブ活動やリリースしている人と多く知り合う機会がありました。

そんなことから、東京にいる時も、地方遠征や海外などに行ってVJをしていました。
地方に行くと、ライブはもちろんのこと、現地のオーガナイザーが名産や名所を案内してくれる事があります。打ち上げでその土地の美味しいものを食べたり、お酒を飲んだりとか。

アーティストは地方に詳しい

ミュージシャンの大きな収入源はツアーライブだったり物販だったりします。一年に数回、土日を挟んだ数日間のツアーで回れるところを探して、ツアーを組みます。基本的には現地のオーガナイザーやライブハウスに声をかけて企画してもらったりなどです。
そんなこともあってベテランのアーティストは地方にいっぱい友達がいるのです。もはや、演奏に行くというよりは打ち上げや現地のお酒を楽しみ行ってるんじゃないだろうかと思うくらい。ちなみにrovoの勝井さんは山梨の温泉がお気に入りです。あと甲府の吉田うどんも毎回食べていらっしゃいます。
そんなこともあってアーティストの人は日本全国色々な場所に友達がいてその土地が詳しくなっていくのです。

知り合いゼロからのIターン

前回の自分の投稿にもありますが、僕は東京から山梨にIターンとして、移住を決意しました。山梨にゆかりはあったものの、知り合いはゼロです。
そんな中、友達のアーティストと何気ない会話から山梨への移住の話になり、
「山梨だったら、甲府に桜座って箱があって、カイブツさんって人がいるんだけど、あの人めっちゃ良い人だよ」とか、
「山梨のミュージシャンといえばやっぱりstillichimiyaでしょ!」とか
「最近、友達のお店がちょうどミッチェの家の近くだと思うんだけど、山梨で店開いたよ」とか、
他にもあるんですが、色んな情報を教えてくれましたのです。
そして、実際に「誰々っていうアーティストがオススメですって教えてくれたんで来ました」と、店主に声をかけるわけです。そうするとおのずと色々な音楽の話から、地元の話を教えてもらいます。
そうやって僕は山梨の輪が広がっていきました。

お酒の肴は"音楽"

あと僕はお酒が大好きです。山梨に来てから最初甲府に住んでいたので、よく甲府の中心街で飲んでいました。
でも始めはどこのお店に入ったら良いか分からない。。
そんな中、自分がVJをやってるGOMA & The Jungle Rhythm Sectionの曲が外まで漏れてる店がありました。そのままお店に入り、ビールを注文しながら、「この曲はマスターの好きな曲なんですか?」などと声をかけるのです。そうしてから馴染みの飲み屋となっていきました。
ちなみに、そのお店は甲府にあるOASISというワイン酒場です。
一旦馴染みの店ができるということ、あと山梨移住計画のメンバーである宮川さん、五味醤油のヒトちゃんと色んなお店によく飲みに行ってもうそれからは芋づる式に知り合いが増えていったのです。ちなみに甲府の駅前で酔っ払って一回転して鎖骨を骨折したこともありました。

北杜市に移住してからというものの、なかなか北杜市で飲むというのは車が必要なので難しい。そんな中でも、ナイトマーケットというバーがあります。そのマスターもヒップホップなど様々なジャンルの音楽が好きで、互いの好きなアーティストの話でいつも盛り上がるわけです。のちにこのバーで、俺はDJパーティを開催し、同じような音楽好きとさらに出会う事ができました。
そう、お酒の肴は大体、街の事や仕事の事、あとは音楽です。あ、あとゴシップ!!
同じ音楽が好きだってことで、移住者だろうがなんだろうが一緒に酒を交わして盛り上がることが出来るのです。ってみんなそんなん知ってるか!w
ちなみに北杜市で飲み過ぎると田んぼに落ちます。僕は田んぼに落ちて膝を打撲し携帯が水没しました。

自分の好きな音楽を山梨のみんなに聞いてもらいたい

そんなこんなで数年が経ち、更なる欲望が生まれました。
"山梨に自分の好きな音楽を持ってきたい"
"好きなアーティストに自分の好きな山梨を知ってもらいたい"
そんな感じです。
そして、我が社VEJ山梨初企画として「GOMA 20th Anniversary Tour in 山梨」を韮崎にあるアメリカヤで行いました。初めてのイベント企画で手探りの中、同僚の柊子と一緒に周りの友達にも手伝ってもらいながら映画上映とライブ、トークという盛りだくさんの企画をやることができたのです。
それと打ち上げは自分の好きなお店で行い、二軒目ではOASISにGOMAさんを連れて行くことが出来ました。

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それから翌年、清里で開催されているハイライフ八ヶ岳というフェスに携わり、今では共催という形で様々なアーティストをブッキングさせてもらっています。

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アーティストにとっての地方移住

最後にもう一つ、新型コロナウィルスの影響もあり、地方移住が多くなっているということを聞きます。
山梨移住計画のメンバーはクリエイターが中心になっており、基本的にどこでも仕事が出来ます。どこでも仕事が出来るからこそ移住してきたということもあると思います。
そして、僕はどこでも仕事ができるという点において、アーティストも同じだと思っています。
ミュージシャンにとって、デカい音を出す場所。
ネット環境があれば配信だって出来る。
サウンドハウスで機材も取り寄せれる。
そんでツアーで全国飛び回る。
家にいなくても家賃も安い!
ご飯もお酒も美味しい!
ほら、地方に向いてるじゃないですか!
なんて思ったりしました。

音楽を通じて繋がる

ということでまとめますが、音楽活動を通じて、東京に限らず様々な地方の繋がりを感じてきました。
また、音楽があれば友達が出来る!
これが何より自分が移住して救われたことです。

Web developer / director / VJ
宮沢喬 a.k.a ミッチェ (VEJ Yamanashi)

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photo by 丹澤由棋、平林岳志、BEEK


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