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教師必見!Excelマクロで指導記録を簡単入力!【無料テンプレート配布中】

学校の多忙な業務の中で、重要なものの1つが児童・生徒の指導記録です。

子ども間のトラブルや保護者対応など、いじめにつながりそうな事案や保護者からの要望・意見を記録しておき、次年度以降に引き継いでいく大事な資料です。

学校によっては毎週末担任が記入し、その資料を生徒指導担当が確認している学校もあるでしょう。

何か事案が起きた時にその都度書いていけばいいのですが、なかなかそうはいかず、学期末に記録を振り返りながら書いている先生もいます。

正確な情報を引き継ぎ、トラブルを防止するために重要な資料ではあるのですが、資料作成には意外と手間がかかります。
※学校によっては手書きのものを使っている場合もあるようです…。

今回は、Excelを使って指導の記録を簡単に入力し、児童・生徒ごとに出力できるファイルを作成しましたので、仕組みと使い方を紹介します。

記事の最後にデータの配付も行いますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。


(1)各シートの役割と使い方

今回配付するデータは、
・入力
・累積
・児童別
・名簿
の4つのシートで構成されています。

順に役割を説明します。

入力

入力

入力シートは、子どもたちの学年や番号を指定して、行動や指導を「入力」するためのシートです。
※使用前にE3:E5までの範囲に、学年・年度・担任名を入力してください。

学年・組・番号を選択して、日付・行動・指導を入力します。
※学年・組・番号を選択すると、名前が自動表示

入力が終わったら、「確定」ボタンを押してください。
※確定された情報は、累積のシートの方にコピー&ペーストされます。

入力したら確定

このシートは各クラスごとに作成して使う想定なので、学年・組は一度設定したらそのままで、番号を変更して入力するケースが多いと思います。

児童が変わるたびに、プルダウンから選択するのは大変なので、番号を変更できるボタンをつけてありますので、活用してください。

番号変更ボタン

累積

入力シートで入力された内容が記録される

累積は、入力シートで入力した内容を、"番号順かつ日付順"で記録していくためのシートです。

入力シートで確定ボタンが押されると、このシートに転記されます。

週ごとに提出が必要な場合は、G列に指定した範囲内の日付のみ表示するようにしてもいいかもしれません。

入力シートで誤入力した、入力後に追加があった(保護者と連絡とれずと書いたけど、その後折り返しがあったなど)場合は、累積シートの内容を直接変更してもいいと思います。

B列には並び替えのための数字が入っているので、内容を削除する際には注意してください。

児童別

児童別

累積に記録されているデータを、児童別に取り出して表示するためのシートです。

入力シートと同様に、ボタンを押すことで番号を増減できるようにしてあります。

また、印刷ボタンを押すと既定のプリンターから出力できるようになっています。

ボタンを押すと児童が変わる

※今回のデータは、小学校に勤務している友人からの依頼で作成したものなので、「児童」となっています。中学校で使用される場合は「生徒」に置換して使用してください。

名簿

名簿

名簿は、子どもの学年・組・番号・名前を管理するシートです。これをもとに各シートに名前などの情報を読みだしています。
※使用を開始する前に、このシートを設定してください。

また、今回配付するデータに含まれる名前は、以下のサイトで生成したダミーデータですのでご安心ください。

(2)データの配付

データの配付は、Googleフォームを使って行っています。

興味のある方は、上の記事をよく読んでいただき、記事内のGoogleフォームからお問い合わせください。

今回のデータのように、マクロを含むものをインターネットからダウンロードした場合、Excelから警告が出る場合がありますので、下のサポートをご覧になり、対処いただければと思います。

(3)まとめ

今回は、指導記録を簡単に累積していくことができ、かつ子ども別に出力できるExcelファイルを紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。

記録のやり方を工夫して効率化すれば、より簡単に記録をすることができ、大事な情報を入力し忘れたりするトラブルも未然に防ぐことが可能です。

今回の記事が、学校でのデータ管理に悩んでいるみなさんの参考になれば幸いです。

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