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【パーソナルトレーナーの悩み】現在の職場を辞めたいのに辞められない方に向けて

どの職種でも同じことが言えますが、我が国日本では職場を辞めたいのにもかかわらず、辞めることが出来ないタイプの人間で溢れています。



非常に「がんじがらめで不自由」な状況だと思います。



パーソナルトレーナーも例外ではないと思います。実際、下記の記事でも示したように、業界全体としての離職率は非常に高いです。


それに加え経験上、「辞めたいのに辞められない」トレーナーもかなりの割合で今までに出会ってきました。



その理由を聞くと、



「辞めたら職場やお客さんに迷惑をかけてしまう」
「辞めると言い出す勇気がない」
「辞めた後の経済的状況が心配」



などの意見が多いです。
パーソナルトレーナーというと、「自分の好きなことを職にしている」イメージが強い反面、このようなことで苦しんでいる方を見ると少し残念な気持ちになります。




ただ、この際はっきり言わせていただきますが、この状況は業界の整備不足だけではなく、トレーナー側のマインドスキル不足も要因になっていると思います。


【辞めたいと思うこと自体は悪いことではない】



ここからは私の持論になりますが「辞めたい!」と感じること自体は決して悪いことではないと思います。実際、最終的に辞めるかどうかは本人の意思になりますが、「今後についてのビジョンをポジティブな形に変換していく」きっかけになるためです。



ただ辞めたいのに辞められない状況というのはその思考が上手く機能しません。つまり今後のチャンスを自らによって逃して、同じような思考回路を毎日のように巡らせて、時間の切り売りをしている状態と言えます。



これでは本当にもったいないし、何のためにトレーナーをやっているのかわからないし、業界の発展にも繋がりにくいし、「百害あって一利なし」ではないでしょうか。


「そんなことは分かっている。それでも行動に移せないから悩んでいるの!まっすーさんは人の気持ちがわかりますか?!」




という悲痛な叫びも聞こえてきそうです。


分かりました!この際、出来る限りの解決策を考えていきたいと思います。



【辞めたいのに辞められない人は本来良い人が多い】



経験上、辞めたいのに辞められない人の多くは真面目で責任感が強く、繊細な方が多いと感じます。いわゆるHSP気質の人が当てはまりやすい気がします。



言い換えれば、お客さんから頼られたり、職場で重宝されたりすると、人一倍嬉しくなったり安心することが出来る才能を持ち合わせている方が多い傾向にあります。



つまりそのような人は「誰かの期待に応えたり、人の役に立ちたい気持ち」が誰よりも強いと言えます。これはパーソナルトレーナーとして、れっきとした才能に当てはまりますし、とても良いことだと思います。



しかしその一方で、自分のキャパを超えるような誰かの無理なお願いを引き受けてしまったり、全く生産性のないことをやらされているに過ぎない状況に直面しやすかったりします。



また世の中には、要望だけを主張し、その対価を支払うことをしない謂わゆる「テイカー」に属する人種が一定数いるため、そのような方達に利用されやすい存在でもあります。



「テイカー」のなかには一見、愛想が良く、良い人そうな者も混じっているため、見極めるのが難しいと感じるうちにずるずる社畜のように成り下がってしまうこともよくあります。(これにおいては今まで腐る程見てきました笑)




そのような背景もあり、「断りたいのに断れない」「辞めたいのに辞められない。」状況が作られやすいのだと感じます。


【まずは断る勇気を持つことから】




さてさて、この「辞めたいのに辞められない状況」ですが、辞めた方が良いのか、辞めない方が良いかの結論の部分は人それぞれビジョンが異なるため、一概には言えません。




もし、将来のビジョンが明確で、着実にキャリアアップ出来る段階に入っていて、なおかつ、その達成が今の職場にいては厳しいのであれば、早いうちに辞めるための環境を作って次に進むべきと言えるでしょう。



また、毎日精神的苦痛を何者かによって抱えさせられていて、今すぐ改善しないと、身が持たないような場合も、一旦、自身を守るためにも環境を変えた方が良いかもしれません。




とは言うものの、結局の所、この状況に陥っている人の多くは、はっきりした決断を出せずにずるずるいってしまっている状況自体に悩んでいます。



そのため、まずは誰かの無理難題な要望に対して、「断る勇気を持つ」「断るテクニックを身につける」などの癖をつけることが少し薬になるかと思います。



本来パーソナルトレーニングはwin and winの関係が望ましいので、お客さんからの無理難題な要望に対しても、しっかり断り、自分の出来る範囲を知ってもらった方が良い場合がありますし、職場の人間関係でも同様のことが言えます。

要約すると「しっかり断ることが出来、自分に対しても筋を通せる大人になろう」ということです。


【自分が今後どうなりたいのか、どうしたいのか明確なビジョンを持っておく。そのために受け入れるべき要求、受け入れることが出来ない要求を自分なりに考え、あらかじめ明確にしておく。明らかにそぐわない要求の場合、その場で秒で笑顔で愛想良くはっきり断る勇気を持つ。テイカーには気をつけておく。】



こんな感じですかね!その上で周りの変化や状況を観察してみて、今後どうするべきかの検討材料にしていけば良いのかなと思います。


【最後に】



もし辞めたい気持ちが強いなら、現状の不満だけにフォーカスするのではなく、今後のビジョンを明確にしておきましょう。


「キャリアアップすることを前提とした辞職」と「不満を抱えての辞職」ではその後の自信や行動力に大きな差が出てきますよ!

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それでは本日はこの辺で!


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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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