見出し画像

【パーソナルトレーナー】働く前に必ずやっておいた方が良いこと。

本日はトレーナー志望者から良くいただく質問を共有していきたいと思います。


Q パーソナルトレーナー未経験ですが、現場で活動出来るようたくさん勉強したいです!働き始める前に資格の勉強や座学以外で取り組んだ方が良いことはありますか?



A 現在、プロのトレーナーとして第一線で活動している方、スクールの同期、私自身の体験談などを踏まえてお答えしていきたいと思います。


①【実技におけるアウトプット】


自ら率先して実技を行い、目的に応じたトレーニングプログラムをアウトプットしていくことは重要です。


しかし実技への取り組みは今まで率先して取り組んできた方とそうでない方の差が出やすくなります。



「トレーナーは教える側なのだから実技は自分でやらなくても何とかなりますよね?」と聞かれることもありますが、残念ながら教えるという特性上、避けて通れない可能性の方が高いです。そもそも自分でアウトプットしていかないと頭にも入りずらいと思います。




また実技を学ぶ際は機械的に行うのではなく、常に自身で目的や課題を持っておくと良いです。

例えばトレーニング効果を引き出すためには行うエクササイズ・負荷・頻度・回数・セット数・休息時間などのトレーニング変数の設定が重要になりますが、その根拠を確実に示せるよう、整理し、細かくまとめていく訓練はおすすめです。



また基本的なことですが、普段運動をしないようなトレーニング未経験者にも親切・丁寧に教えられるよう、各エクササイズの開始姿勢や基本を徹底して反復したり、脳内で言語化出来るようにイメージしておくのも有効です。




他にも各エクササイズのエラーが出やすいポイントや挙上が困難になりそうなポイントなどを自ら体験していくことで、体勢が崩れた時の修正や補助の仕方や声がけをイメージしておくことが出来ます。




併せて必要性を感じる場合は、トレーナーとして説得力のある身体作りに励むのも効果的です。実際のトレーニング効果を自身の身体で証明していくことは、トレーナーとしての実績がないうちに取り組むからこそ有益になる場合が多いです。




②【フィットネスジムなどでパーソナルトレーナーの動きを観察する】




これは私自身の体験ですが、現場でのパーソナルトレーナーの動きを良く見るようにしていました。



トレーナーの中にはお客さんにも分かりやすいよう解剖学的な知識をパットを用いて理論的に伝えたりする者がいる一方で、敢えて基本的なセオリーを無視し、エンタメ性を大切にしている者もいました。


様々な指導スタイルを目の当たりにした結果、自分が行うべき指導がなんとなく分かるようになってきました。



私の場合、まずはトレーナーてして当たり前のことを、その人に合った形で当たり前に教えられるようになることが大切だと原点に帰ることが出来ましたし、そのためには基本の勉強を疎かにしてはいけないという意識も芽生えてきました。



③【友人・知人に協力してもらいプチパーソナルトレーニングを実施する】




現場で経験を積む前の予行演習として、トレーニング指導に慣れておくことは大切です。そのため友人・知人などの協力を経て練習される方は非常に多いです。



一回のトレーニングセッションにおいては個々に応じた時間の使い方も重要になってきますし、まずは恐れず他人に教えることにも慣れていかなければなりません。



また無償、有償問わず「パーソナルトレーニングによって結果を出せた」という成功体験があれば今後の自信にも繋がります。友人や知人であれば、実際のお客様より気楽な分、フィードバックなどを随時もらい、今後の指導に役立てていくことも出来ます。



④ 【パーソナルトレーニングを専門家にお願いする】


実際にプロのパーソナルトレーニングを体験することで、カウンセリングからトレーニングをするまでの流れや契約書の書き方までも間近で見ることが出来ます。



私の場合、トレーニングもがっつり行いましたが、セッション中の注意点や基礎の大切さなど、一つ一つ丁寧に説明してもらえたので大変勉強になりました。(かなり優秀なトレーナーさんでした。)



教えてもらったことの中には「これは現場では○○なこともあるからトレーナーとして知っといた方が良いよ」と指摘してくれることもあり、現場をよりイメージしやすくなりました。


個人的にも業界の裏話を聞けて面白かったし、現場に出た今でも模倣することが多く、予行演習としては1番役立ったと感じてます。


⑤【まとめ】


いかがだったでしょうか?


学び方は多種多様なので、他にも見つけていくことはいくらでも可能だと思います。



実際、トレーナーとしてのスキルを上げるために敢えて別の職種を経験し、役立てたような方もいます。


私自身もアルバイトや日常で敢えて別のジャンルを経験し、かなり成果があったと感じるものもあるので、是非別の機会に紹介させていただけたらと思ってます。



しかしながら、実際は現場に出てからの方が圧倒的に実用的な学びは増えますし、やってみないと分からないこともたくさんあります。




現場に出て少しプレッシャーを感じる状況だからこそ、トレーナー自身を成長させる気付きもたくさんあるのだと思います。


現場に出る前も出た後も日々の勉強を大切に前進あるのみです。


それではこの辺で!少しでも本日の情報発信が役立っていたら嬉しく思います。

この記事が参加している募集

この経験に学べ

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?