悠日育児マンガ山田スイッチ04

日常にもっと儀式を!

「大人になったなあ」と思った瞬間には大人になっておらず、
「一体、どのタイミングで?」と思うような頃合いに大人に
なっていたのですが。

それはどう考えても、子どもを産んでから大人にならざるを
得なくてなった
としか、言いようがないんだドグ。(*´ω`*)

こんな事を言うと、
「じゃあ、子ども産まない人は大人になれないって言うんですか?」って
言われそうドグけども。
なんで「大人になった」と感じたかと言うと、
子どもを産んで育てるっていうのは

宗教体験みたいなものなんだドグよ。

まず、出産がもう儀式中の儀式じゃないドグか。
体内から体外に生命を出す儀式だなんて。

「赤子・召喚の儀」と呼んでも差し支えないドグ~!

そして出産からはもう、ノンストップで赤ちゃんのお世話が
始まる
んだドグけども。
これは、密教の千日回峰行が突然始まったような感覚ドグよ。

「千日回峰行」というのは1日48kmの山道を1,000日間歩き続け、
その行が終わると、今度は9日間「飲まない」「食べない」「寝ない」
「横にならない」という修行を続けるんだドグ。

もちろん、お母さんが飲まず食わずで赤ちゃんのお世話をしているかというと、なんか食ってなんか飲んで、寝てもいるんだけど、
落ち着いて横にはなれない。

その食べる、飲む、寝るよりも赤ちゃんの状態に左右される意識の方が強く、そりゃあ、今まで自分の世話だけしてれば
生きていけたものを突然、もう一人の自分では何もできない人の世話まで
しなきゃいけなくなるんだから、削れるドグよね。

そして、赤ちゃんは夜中に必ず突然熱を出す。これを「赤子・発熱の儀」
として受け止めても良し。電車の中で泣く。
「赤子・車内でどう振る舞えば良いか試してくるの儀」など、


様々な試練を受け、その試練がまた長~~~いんだドグ!!

二人目とか産んだらまた最初からドグけど、
二人目は一人目よりはラク。
もはや、最初の修行で鍛えた魂は、
泣いたぐらいじゃ動じなくなっているんだドグ。

その時になって初めて、
「ああ、親もこんな風に私を、育て給うたのか……」という
親目線というものが降りてくるんだドグ。

これは、本当に宗教体験のように「降りてくる」ものなので、
なんていうんだろう。
刑務所に入って初めて「刑務所ってこんなに大変なんだ!」って思えるような。体験しなきゃわからない現実なのかもしれないドグ。

友達に、7人の子どもを産んだ人がいるんだドグけど、
一度出産すると、「7人育てている」と聞いただけでもう、
神的な存在に思えてきて。よく、投げ出さず、愛情持って、
全員を育てているなあと感心するドグ。

大人になるって、こういう望むと望まざるに関わらず、
突然の修行を強いられ、それに耐え抜くことなのかな? 
って
思うドグ。

ドグドグ~☆(^o^)

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