市民向け広報(3)要介護状態が改善、介護保険卒業する近道
こんにちは、山田方式ケアプラン構造こと、山田準一です。
誰しも年老いていき、人の協力が必要になります。
要介護・要支援認定を受けた方で、要介護状態が改善したご利用者と公的介護保険サービスが不要になったご利用者がいます。
今回は、私が介護業界30年の間に関わったご利用者で、改善や卒業したご利用者と上手くいかなかったご利用者について解説します。皆様も改善、卒業するよう参考にしていただければ幸いです。
従事者との付き合いに関する過去のnote
提案やアドバイスをきく
ケアマネジャーや介護従事者、医療従事者からの提案やアドバイスをきくことが要介護状態の改善や卒業への近道
ご利用者ご家族から最初に介護相談を受けることが多いケアマネジャーや地域包括支援センターは、経験に基づいて提案やアドバイスをします。
同じような病状、症状、問題があるご利用者ご家族を担当した時に、こういう風にしたら改善した。良くなったという成功例があります。また、大変なご利用者でも対応してくれた介護事業所、受け入れてくれた介護事業所を知っているので、成功した介護事業所を紹介します。
しかし、失敗例もあります。対応してくれなかった介護事業所、対応できなかった介護事業所も知っているので、失敗しないよう提案やアドバイスをしますし、失敗した介護事業所を紹介しません。
改善したご利用者と公的介護保険サービス不要になったご利用者の共通点
提案やアドバイスをきかない、迷惑行為は遠道
従事者に暴言・暴力・ハラスメント・迷惑行為をしてきたご利用者ご家族で、要介護状態が改善したご利用者と公的皆保険サービス不要になったご利用者はいません。
迷惑行為をするご利用者ご家族は、従事者・介護事業所が定着せず、ケアマネジャーやヘルパーなど介護事業所の変更が多いです。
介護事業所を転々としたご利用者は、上手くいったという方は少ないです。最後に収まった所で状況が落ち着くようです。
遇者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
「もっと早くやればよかった」
状況が安定するまで時間がかかったご利用者ご家族からよく聞かれる言葉です。
ご利用者ご家族が抱かえている介護の不安や悩みは迷路に迷っているようなものです。迷路を上から見ることができる従事者のアドバイスを聞くことができれば、出口までの近道がわかります。
友達や近所の人の話は盛られています
ご利用者ご家族から「友達は、ケアマネに言えば大丈夫と言っていた」「近所の人から、言えば介護保険でできると言っていた」「○○さんは私より歩けるのに要介護2だ」などをよく聞きます。
そのような話は盛られていますので、話し半分で聞いて下さい。人は他人に自分のことを話す時には、都合のよいように話します。
また、公的介護保険制度(行政)は市町村によって解釈やルールが異なります。要介護認定結果についても、見た目はお元気そうでも難病や重い病気を持っている方もおられますので、見た目だけでは要介護認定の判定は難しいです。
この言葉をいう方は
「(医療機関や介護事業所に対して)民間だったらそんなことはない」「医療や介護の人は患者のために一生懸命働け」「我々弱い立場の患者は」:カスハラ、クレーマーがいう言葉
「孫(や子供)の顔を早く見たい」:意外に短命な方がいう言葉
「早く死にたい」「誰にも迷惑をかけずに早く死にたい」:意外に長寿な方がいう言葉
※私の経験則上ですが、ご参考までに。
まとめ
従事者はご利用者の要介護状態が悪化しないよう精一杯業務に従事しています。
要介護状態が改善したご利用者の共通点は、ご利用者・ご家族が従事者とうまくお付き合いした方です。
従事者が気持ち良く業務に専念できることで、ご利用者により良い介護を提供できます。
終末期を除けば、介護生活は終わりが見えないため従事者と長いお付き合いになることもあります。従事者と長いお付き合いになると思い、うまくお付き合いすることをオススメします。
※市民向け広報誌(2)のまとめと同じ内容とさせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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