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一本の電話をきっかけに。

「山田さん、今お仕事されているんですか」そんな電話が入りました。

「定年してからフリー活動しているんだけど、コロナ禍で中々思うようにいかなくって、今は自宅でブログ活動中なのよ」と言うと

ナレーションを入れていただきたいんですけど、大丈夫ですか・・・」

私はすかさず「もちろん、どんな内容・・・」

そんなやり取りがあって、数日後にナレーションの仕事をすることになりました。私は小躍りしました。お金ではなく、人から仕事を頼まれたことがとても嬉しかったのです

私は最近、少しだけ卑屈になっていたかも知れません。社会から隔絶された中にいて取り残されているような気持ちになっていたのです。noteで「期待されていない私です。」と言う文章を投稿して、身近な人からそんな後ろ向きな投稿は私らしくないし、悲しくなると言われたばかりでした。


私は変わらず前向きなのですが、人に必要とされてナレーションを入れることが出来る幸せを感じたのです。

自分が自分の投稿のために自分自身が演出してコメントを入れるのと、制作者が別にいて、その人の要望するコメントを入れるのではまったく自分自身の心構えが違います

まず、ナレーションの文章を理解することから始めます。自分が書いたものは自分の思考の中から生まれたことなので、十分理解していますが、他の人が書いた文章はその意図するところを私なりに読み解く必要があります

他人から依頼された仕事は自分を向上させ、進歩させ、気合が入るんるんだと、改めて感じました。私は今回の依頼に関して新人の頃のように真っ白な心で臨むことが出来ました

忘れていた感覚です。人は面白いなと思いました。

事前に送ってもらった原稿を私は何度も読み返しています。録音する前から私はワクワクしていました。誰かに期待されている、誰かの作品の一部を担うことが出来る、そんな幸せを感じていたのです。

そして先日その収録を終えました。

マイクの前に立って、心地よい高揚感の中で私は一語一語に魂を込めて語っていました。そしてその日一日、とても幸せでした。


高橋君とスタジオでA

※仕事を終えて


人に期待され、人と仕事をすることは何と幸せな事なんでしょう。私は一本の電話から新しい光を見た気がしました



バトル3月25日A

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《あんた物凄く機嫌が良かったわい》


夕ご飯を食べ終わった後のばあばと。

「あんた事前に送って来とったコメント何回も練習しよったねー、それ聞きよってこれならええかなと思たんよ、あんたに合うた仕事じゃった

「私は嬉しかったんよ」

「あんた機嫌が良かったわい、また程々にあるとええねー、あんたnoteに音声投稿しよるけん上手なっとるよ、そんな気がする、毎日投稿しよんは力になっとるんじゃねー

母の言う通りだと思います。しばらくぶりの録音で気合は入りましたが、躊躇することが無かったのは私も意外でした。本当に楽しかったのです。


ばあばの俳句3月21日A

【ばあばの俳句】


待ちわびる吾子の帰宅よ冬晴るる

私が久々の仕事に出掛けた日、母は気にかかって帰りを待ちわびている、そんな姿を詠みました。いつもながらありがたいなと思います。子を思う母の心です。

待ちわびし吾子の帰宅よ冬晴るD

上手く録音できているだろうか、そんなことを想いながら自宅で作業をしている母、何だか私の現役時代を思い返す光景です。母はワクワクしながら心配していたのかも知れません。



最後までお読みいただいてありがとうございました。
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山田01A

私のアルバムの中の写真から

やまだのよもだブログ9月16日1A

また明日お会いしましょう。💗

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