怪物を観る
上映が始まってすぐに観たいと思いつつ、今日になりました。
とても気になっていた映画でした。予備知識なく観るのがいいと思い、何も調べないで観ることにしました。
私は是枝作品への信頼度が高く、裏切られることはないだろうと思っていました。その通りでした。
映画のテーマになっている怪物とは何なんだろうと、静かな期待感とともに客席に座りました。
私の素直な感覚で書いていきたいと思います。
小学校五年生の子どもたちが軸になり、そこに起きる出来事から、関わる大人たちや子どもたちの行為や想いを描いています。表に見える出来事と真実とは違っていることもあることを思い知ります。
怪物はいろんな所にいるよね、子どもの世界にも大人の世界にもと思いながら観ていて、怪物とは何のことなのかが、少しづつ見えてきました。
映画を観た人は、どんな風に感じたのだろう。
自宅に帰ってネットで検索してみました。
「なるほど」そんな風に感じたのか、私も同じかもしれない、「私はそこまで深く読めなかった」様々な感想にこの映画の多様性を感じました。
見終わってからは、子どもたちの輝きのあるシーンと美しいピアノの旋律が深く心に残っています。
子どもたちの演技が素晴らしく、出演している役者さんの個性が光っていましたが、特に田中裕子さんの演技がずっしりきました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私も怪物かもしれんよ》
※93歳のばあばと娘の会話です。
母はヘッダー画面のイラストを描きながら言いました。
「これが怪物なん、子どもじゃないん」
「怪物はいいろよ、感じ方は様々じゃけんね」
「あんたは怪物を見て、怪物のことが分かったんかな、私も怪物かも知れんよ」
何だが、見ていない母の言葉が凄いなと思いました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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