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【★note名作記事】女子高文芸サークルの怪人

こんにちは!山田星彦です。

みなさま、私がnoteで見つけた素晴らしい記事を紹介する「★note名作記事」をご覧いただき、ありがとうございます。

私の紹介する作品を楽しんでいただき、紹介先の記事へ、スキ・サポートなどをお送り下されば、私としても嬉しいです。

自作小説の執筆などのために、しばらく休んでいましたこの活動。なかなか復活するきっかけがなく、長いこと放置していたのですが、最近とんでもなくおもしろい記事を見つけてしまい、これはみなさまに紹介しないわけにはいかないと思い、この記事を書くことにしました。

紹介するのは、あるかたの女子高校時代の思い出ばなしです。女子高ということで、キラキラキャピキャピエモエモなものを想像しましたか?

残念!

これがなんと、全編通じて爽やかというよりむしろ怪しく、乙女チックというよりもはや犯罪チックな、そんな狂気の青春活劇なのです(笑)

でもそれが、とにかくおもしろい!

さっそく紹介をはじめます!

タカミハルカさん、[愛すべき先輩、ジョンさんへ]

今回は、タカミハルカさんの[愛すべき先輩、ジョンさんへ]を紹介します。

ジョン先輩って何者?

noteにはたくさんのエッセイがあり、その文章の中で、日々、無数の人物たちがイキイキと描かれています。

でも、それって、会ったことない人…
もちろん、話したこともない人…
まして、見たことすらない人…

人の記事に登場するのですから、みんな見ず知らずの赤の他人。僕とはリアルでもネットでも面識がない人です。ふつう、そういう人のことを悪く言うものではありません。

しかし!

僕はタカミさんの記事の冒頭をちょっと読んだだけで、そこに登場するジョン先輩のことを、「これはヤバい人だ!」と直感しました(笑)

「ジョン先輩?誰それ?」と、思われましたよね。

かんたんに説明しましょう。

ジョン先輩とは、タカミさんが女子高時代に所属されていた文芸サークルの部長さんです。数名の部員を従え、日々、読書や同人誌編集に勤しんでおられた、いわば文学マニアです。

文芸サークルの部長さんですから、文学や芸術にたいへん詳しく、学校の成績も優秀な才女らしいのですが、このジョン先輩がなかなかのツワモノ…いや、クセモノ…いや、キワモノ(笑)

えー、まず、名前が「ジョン」という時点でかなり怪しいですが、みなさんが誤解しないよう最初に言っておきますと、ジョン先輩、日本人です(笑)

さらに、ジョンというと男性の名前ですが、ここは女子高。もちろん性別をごまかしているわけではありません。ジョン先輩は、れっきとした女性。つまり、ジョン先輩は女子高生なのです。

名前の由来

ではなぜ、日本人女性の彼女がジョン先輩という奇妙な名前で呼ばれているのでしょうか?

その理由は単純明快。何を隠そうジョン先輩、あの世界的アーティスト、ジョン・レノンの信奉者なのです。

ジョン・レノンは人気者なので、女子高生のファンがいてもなんら不思議ではないのですが、ジョン先輩のジョン・レノン愛は並大抵ではありません。

その愛は、何よりもジョン先輩のファッションに表れています。

ジョン先輩、髪型がロングヘアーなのはもちろん、ジョン・レノンのトレードマークとも言える丸眼鏡を常に装着。さらには、黒ジャージの襟を折り返し、トックリセーターのようにするという徹底ぶり。

ジョン・レノン(本物)

ジョン先輩、重度の「見た目から入るタイプ」のようです(笑)。しかも、タカミさんによると、ジョン先輩は一年中そのスタイルで登校されたとのこと。

まとめると、ジョン先輩は毎日ジョン・レノンのコスプレで登校する文芸サークルの女部長。

もうこの時点でヤバい人確定です(笑)

ジョン先輩の目指す未来

しかし!

ジョン先輩はたんなるジョン・レノンファンではありません。というか、はっきり言って、もうジョン・レノンどころじゃないです。

というのも、ジョン先輩、なかなかの進歩主義者で、タカミさんをはじめとするサークル部員に向かって、未来への標語のようなものを口癖みたいに語っていたそうなのです。

何だと思いますか?

高校生らしく「自由」?
うら若き乙女だから「恋」?
文芸サークル部長として「芸術の発展」?

ぜんぶ違います。

ジョン先輩の口癖は、まさかの「暴力・セックス・ドラッグ」!

とんでもない言葉の連発です。女子高生が口にするのもはばかられるようなハレンチなものばかり。というか、実に2/3が犯罪です。

が、それよりなにより、いちばん言いたいのは、
「ジョン・レノンどこいった!」
ということ。

みなさん、ジョン・レノンですよ?
知ってますよね?

ビートルズのメンバーで、オノ・ヨーコと結婚して、『イマジン』とか『ハッピークリスマス』で、愛とか平和とか歌ってた人ですよ。

そんな世界平和の伝導者ジョン・レノンを、見た目を真似するほど敬愛しているはずのジョン先輩。なのに、その口癖が「暴力・セックス・ドラッグ」とはどういうわけなの!?

もっとも、実際にジョン先輩がそういうものに手を染めていたわけではなく、映画などの影響なのだそうですが、だとしたら、そもそもジョン先輩は、いったいジョン・レノンのどこを尊敬していたのでしょう?愛とか平和でないことはたしかです。

メッセージはどうでも良かったのでしょうか?

見た目が気に入っただけなのでしょうか?

というか、そもそもジョン先輩、ジョン・レノンを聞いたことがあったのでしょうか…?

謎すぎて夜も寝れません。

もうこの時点で、ジョン・レノンをある方面において超越していることは明らかです。ジョン先輩、「見た目から入るタイプ」というより、「見た目だけ真似るタイプ」みたいです。

文芸サークル

ジョン先輩は文芸サークルの部長ですから、タカミさんたち部員とともに、日夜、文学活動に熱中してらっしゃいます。

読書や文学討論はもちろん、いかがわしい短編小説を書いたり、はたまた金持ち生徒やパトロンをサークルに引き込んだりという、もはや文学活動と言えるのか甚だしく疑問の行為まで、興味の赴くまま、性欲全開で活動してます。

その具体的な活動については、ここでは書きません。ぜひタカミさんの記事をご覧ください。

さいごに

紹介させていただいた、タカミハルカさん、読んでくださったみなさん、ありがとうございました!

そして、ジョン先輩、アザッス…

どうですか、みなさん。ジョン先輩のことが、もう気になって気になってしかたないでしょう?

タカミさんの記事では、ジョン先輩の活躍はもちろん、他にもユニークな方がたくさん登場しますし、文芸サークルを舞台にしているだけあって、当時の高校生の日常や感情がリアルに描かれ、たんなる笑い話にとどまらない、文学的な香りまでもが漂っています。まあ、ほとんどジョン先輩の存在感でかき消されていますが(笑)

あ。ひとつ確認のため言っておきますが、この記事を書いておられるタカミさんがジョン先輩ではありませんよ。タカミさんの文芸サークルの先輩が、ジョン先輩です。いちおう念のため(笑)

そしてみなさんに嬉しいお知らせがあります。このジョン先輩の登場する記事は、文芸サークルシリーズとしてすでに数記事が公開されています。そしてなんと、まだ続いています!

つまり、僕たちはまだまだジョン先輩に会えるのです(笑)

うるわしき女子高の恥部ちぶ秘部ひぶ暗部あんぶを一手に引き受ける、反逆の変態女子高生ジョン先輩の活躍を、みなさんもぜひお楽しみください!

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