【プロット】美術館で料理人が催眠状態に
フランス料理は芸術である。
シェフはその瞬間に閃きで素材を変えていく。
同じ料理は二度とできない、と言いたいところだが最近行き詰ってマンネリ化していた。
料理業界の中だけで研究していると、アイデアが陳腐化する。
一流の料理人は、芸術にもインスピレーションを求めた。
SNSで、感性を飛躍的に高める催眠術の広告が入ってくる。
ちょっとうさん臭いが、新しい刺激があるかも知れない。
広告の住所へ行くと、お試しということで早速施術してもらう。
「今回はお試しなので数時間で効果が消えます。
気に入ったら、もう一度お越しください」
すぐに美術館へ向かう。
ちょうどヨーロッパの名画を集めた企画展が開かれていた。
作品をのんびり見ながら歩いていると、いつもよりも集中できる気がした。
会場にひときわ大きな絵画があった。
幅5メートル、高さ2メートルほどの作品の前で、金縛りにあったように身体が動かなくなる。
気が付くと絵の中の世界に入り込んでいた。
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。