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【プロット】すでに他界しているはずのニートが、ネコカフェに

 空は赤く、天高くそびえる山々。
 遠くまで植物が生えない丘が連なる。
 世界では1秒間に約2人が死んでいる。
 閻魔庁と書かれた看板が、建物の門にある。
 ロビーには番号札を持った人たちがあふれ、窓口に列を作る。
 人の流れに乗ってやってきた男は中央のエスカレーターを眺めていた。
 手続きを済ませ、生き返ることになったためそのまま地上に戻された。
 説明も文書もなく、言われたたまに目を閉じ、再び開けるとなぜか猫カフェにいた。
 かわいい猫が膝によじ登ろうとする。
 ぼんやりとした意識のまま椅子に座り猫を撫でていた。
「俺、ニートだし世の中のために何もしなかったけど、悪いこともしてない。
 だからかな ───」
  注文を聞きに来た店員は、怪訝な顔をした。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。