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【図解1341~1346】「99%の努力」が1%の閃き(ひらめき)を生む(しょこらさんnote図解)

今回は、先日読んだしょこらさんのnote「天才は、1%の閃きに99%の努力を投じている」の

エジソンの名言として有名な「天才は、1%の閃きと、99%の努力である」。この解釈は、大きく二通りと言われています。
一つ目は一般的なものです。1%の閃きがあっても、99%の努力がないと発明は成し得ないという解釈です。(中略)
一方で、この言葉の真意は真逆で、1%の閃きが無いと、99%の努力は無駄であると言いたかった、とも言われています。(中略)
ただ今回、星新一さんの言葉を見て、個人的にはなんとなく第三の解釈をしたのです。つまり、1%の閃きを得るためにこそ、膨大な99%の努力を投じているのである、ということです。

に出てくる「天才は、1%の閃きと、99%の努力である」の3つの解釈を、様々な表現の図解にしながら比較してみようと思います。



解釈1:努力なくして結果なし

20210519努力なくして結果なし

プロセス型】閃きがあっても、それを形にするためのたくさんの努力がなければ発明はなしえない。

努力なくして結果なし。


解釈2:閃きなくして結果なし

20210519閃き(ひらめき)なくして結果なし


ベン図型】どんなにたくさん努力をしても、閃きが無いとその努力は無駄になる。

閃きなくして結果なし。


この内容は、下のようなドーナツ型(層構造)を使って「中心のあるなし」で表現することも可能でしょう。

20210520閃き(ひらめき)なくして結果なし 2

ただ「中心=間が抜けている感じ」を伝えるのが少し難しく、言葉などでの補足は必要になるかもしれません。

そういう意味でこの解釈はベン図型の方が個人的にはしっくりきます。


解釈3:99%の努力が1%の閃きを生む

2021052099%の努力が1%の閃き(ひらめき)を生む

特殊型】人は1%の閃きを得るためにこそ、膨大な99%の努力を投じている。

99%の努力が1%の閃きを生む。


この解釈は下のように「99%の努力が1%の閃きの土台となる」という意味で下のようなピラミッド型で表現することも可能でしょう。

個人的には上のろうとを使った表現の方が「抽出される」感じが出て好きですが、図解の完成度としては同じくらいで、あとは好みですね。

2021052099%の努力が1%の閃き(ひらめき)を生む2


解釈4:天才とは閃きと努力をらせん運動できる人

20210520天才とは閃きと努力をらせん運動できる人

【サイクル型】天才とは、1%の閃きと99%の努力を自分の中でつなぎ、お互いを促進させ合いながら高められる人。


上記の言葉を図解表現から考えていた時に思いついたもの。

これは私の解釈が入りすぎていて「エジソンの言葉の図解」としては少々行き過ぎですが、エジソンの言葉にヒントを得た図解としてはアリだと思います。



図解してみて

ということで、しょこらさんのnoteを元に3+1種類の解釈を、様々な表現で図解にしてみました。

あくまで私なりの受け取り方ですが、最初の2つの解釈は「閃きと努力は結果の前提条件」としてとらえているのに対し、3つ目の解釈は「閃きは努力の結果」というニュアンスのように感じました。

もちろん、3つ目の解釈でも、閃いた後も「閃きを形にするための努力」が必要なのは間違いないでしょう

どれがエジソンの本当の意図かはわかりませんが、このように多様な解釈をされること自体が興味深く、またエジソンの言葉の影響力の強さを感じました。


私自身としては、エジソンの言葉の解釈としてはしょこらさんの3つ目の解釈(1%の閃きのために99%の努力を投じる)が自分のイメージに近いように思います。

振り返ってみると、様々なアイデア発想法や私が取り組んでいるアナロジーは、3つ目の解釈でいうところの「努力をよりよい閃き(質、量)に変換する工夫」と言えるんですよね。

アナロジー:類推。知っているものを元に知らないものを理解したり、新しい発想をすること

ただ、私自身の限られた経験からすると、工夫をしても必要な労力が大幅に減るわけではなく、やはり閃くためには相応の資源を投入する必要があるようにも感じます。

やはり、ある程度の「型」はあっても抜け道のようなものはなく、地道に手間暇をかけるのが大事、ということでしょう。



この図解の応用例

3つ目の解釈の「1%の閃きのために99%の努力を投じる」を「多くの資源を投入し、それから抽出されたものには大きな価値がある」と抽象化すると

・note本文とタイトル(本文を書きあげたら、もうひと頑張りしてそれを抽出し、いいタイトルを作る)
・「”すぐできる”もの」や「簡単そうに見えるもの」への敬意(ピカソは30秒で描いた絵に100万ドルの値段をつけた。それはその絵に「30秒と30年」の労力がかかっているため。参考:「この紙に絵を描いてくれませんか?」熱望するファンに対するピカソの行動

などにも転用できそうです。

ことわざ化:一瞬の中に一生の価値


今回の図解の元になったnoteはこちら。古典の言葉も引用しながら経験の意味を再確認させてくれるすてきなnoteなので、ぜひ読んでみてくださいね!

しょこらさん、すてきなnoteと図解化の快諾ありがとうございました!


しょこらさんのnote、しょこらさん自身も図解にしてTwitterに投稿されています。


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