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GONZO石川さんと語ったエンターテックスタートアップが今日本に、必要な理由とスタートアップスタジオの役割

 株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで出資募集中です。この機会にボストンコンサルで活躍後にアニメ会社GONZOを上場した石川真一郎さんと日本におけるエンターテックスタートアップをテーマに対談しています。20年来の友人らしい「ぶっちゃけトーク」になっているので、是非、ご覧ください。


石川さんとエンターテックを語り続けた20年

 高い視座と機敏な行動で様々な経験をしている石川さんとのディスカッションは僕に多くの気づきを与えてくれます。この動画の中でも語っていますが、アニメと音楽というグローバル市場における商材の両輪が専門の二人ですが、実はアニメプロデューサーと音楽プロデューサーとして一緒に仕事をしたことはいまだにありません。拙著で対談したりをしている以外で言うと、いくつかのスタートアップのアドバイザーを一緒にやったり、エンタメ業界有志の実行委員会形式でピッチイベントStart Me Up Awardsを企画したり、経済産業省と動画協会を結びつけて、ブロックチェーン活用のコンテンツ登録制度を作ろうとしたり、黒衣っぽい動きが多かったです。
 この数年は、Web3時代=自立分散型の時代のコンテンツビジネスのあり方について議論することが中心になっています。

エンターテック領域の起業家育成/スタートアップ創出

 さて、そんな僕たちが共通している問題意識は、グローバル市場における日本に残された最大の武器は、伝統文化、食文化、建築などを含む文化的資産という認識です。そして創造性を持つクリエイターの層の厚さ、アマチュアクリエイターのも財産です。そんな豊穣な歴史と多様性に富んだクリエイティブに対する世界からのリスペクトを戦略的に利用するべきと考えます。
 事業の価値となる核を明確にし、クイックなPDCAが可能なスタートアップは、「広義の文化資産」の収益モデルを成長させるのに適しています。他国以上に日本でスタートアップが重要な理由です。
 ブロックチェーンが社会実装される個人をビジネスユニットとなるWeb3、n次創作に象徴されるクリエイターエコノミーは、日本が世界の中心に再浮上するチャンスです。

日本の価値を生かした「エンターテック」は影響範囲が大きい

 「エンターテック」の活躍の幅は狭くありません。国際競争力は秘めたビューティーテックはエンタメの範疇と捉えています。訪日外国人観光客(インバウンド)関連事業も有望です。スマートシティ、MaaSのスムーズな社会実装時においても、エンターテックとの組合せは有用で、親和性は高いと言えるでしょう。エンターテックのスタートアップを継続的に輩出することでオポチュニティは広がっていくのです。

グローバル市場を前提とした事業創出/スタートアップ育成

 日本市場だけをみるのではなく、事業構築時から海外市場を意識して、成長余地が大きいASEANとインドをテコに(中国には依存せず、適宜活用しながら)グローバル市場で活躍する、エンターテックのスタートアップを生み出し、起業家達と一緒に戦っていくことで、日本の国力向上に貢献したい。
起業家ソーシングからエグジットまで一気通貫で、スタートアップを支援していきたいです。
 FUNDINNOでの出資参加をよろしくお願いします!

石川さんとは定期的にYouTubeで対談していますので、こちらもどうぞ。

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ユネスコモデルの集計だと、日本の文化GDPは2016年で10兆443億円だそうです。関連領域の観光が13兆円790億円、スポーツ7兆5598億円を加えて、文化創造産業の全体はおそよ31兆円、GDP比で5.7%ということになるそうです。

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 ブロックチェーン技術の普及は、インターネットの普及と同じくらい社会に変化をもたらすと言われています。
 改ざんされない形で、プラットフォーマーの基盤を利用することなくコンテンツの著作権者であることの証明や利用許諾の契約を記録できる基盤として機能するからです。そして、そこにはあらゆる契約、約束事のアップデートが含まれてきます。エンタテインメントビジネスを本質的に構造から変えることは間違いないと思っています。



モチベーションあがります(^_-)