音楽ビジネスの最重要スキル「データ分析」について実践的に学べる講座をビルボードと始めます。
音楽bizのキーワードはデータドリブン
音楽体験が、デジタルサービス上に移ったことで変わったことはたくさんあります。特にビジネスの構造が変わって、音楽ビジネスに携わる人たちが知っておくべきことは何もかもと言って良いくらい変わっているのですが、その状況を端的に表す言葉は、「データドリブン / data-driven」です。
ユーザー行動が全て、把握できるようになりましたから、そのデータをもとに、音楽の広め方（マーケティング）を考えるのが、ビジネスの基本になる訳です。
ヒット曲の基準が、CD販売数を基本とするオリコンから、デジタルを含めた総合チャートであるビルボードジャパンに、ユーザーの意識が変わって、ずいぶん経った気がします。
ビルボード・ランキングは、様々な指標を組み合わせて、「ヒット曲の姿」を表現する複合チャートです。
「ヒット曲とは何か？」を最も考えた日本人
礒崎誠二さんは、15年かけて、ビルボードジャパンチャートを作り上げました。さまざまな要素をどのように掛け合わせて、ヒットを判断するのかは、難しい問題です。ヒット曲が正しく評価される「秘伝のタレ」を作り上げた達人と言えるでしょう。
「ヒットチャート解体新書」は、僕が礒崎さんに提案して、出版社に売り込んみました。監修者ということになっていますが、あとがきに「解説」を書いた以外は、特に何もしませんでした。礒崎さんの原稿が素晴らしすぎて、何も手を出す必要がなかったのです。執筆中はものすごい熱量を持って原稿に目を通しながら「素晴らしい」「面白い」「歴史に残る名著だ」と合いの手を入れる、太鼓持ちのようになっていました。本講座の教科書にもなっています。まだの方は、すぐ読んでください！発売して半年以上経ちますが、噂が噂を呼んで、着々と売れているようです。
そして、「ヒット曲とは何か？」を考え尽くすということは、「どうすればヒットするか？」を知ることに繋がります。「ヒットの予兆」にもっとも敏感でいられるわけですし、どういう波及効果が広がるのかから逆算することは、「ヒットを呼び込むマーケティング」を考えることにつながります。そのノウハウに触れるのは、音楽を仕事にするうえで、非常に有益です。
データ分析を実践的に学べる、超「お得」な講座
今回始まる「音楽データアナリスト講座」は、これまで音楽データマーケティング講座として運営していた講座のノウハウをベースに、エンターテック・ユニバーシティとビルボードジャパンのコラボレーションで、本格的な音楽データアナリスト育成に取り組むものです。
受講期間中は、「CHART insight biz」「CHART insight Global biz」のアクセス権が付与されます。ビルボードジャパンチャートを詳細表示できる「CHART insight biz」「CHART insight Global biz」の法人専用アカウントは月額45万円相当し、興味のある分野のデータを取得、分析することが可能となります。受講料と比較して、破格に「お得」なことはご理解いただけるかと思います。
特に、海外のデータは非常に貴重です。2023年より始まった、excludingチャートは、日本市場のデータを除外して、「海外で人気の楽曲」によるものです。国別のチャートなども充実して、日本楽曲の海外展開、日本人アーティストの海外進出のための大きな武器になっています。
ETU学生は無償で受講可能、修了証は音楽業界でも価値
本講座はエンターテック・ユニバーシティ開校記念特別講座です。10月開校のエンターテック・ユニバーシティ学生は、無償でこの講座を受けることができます。必ず受講してもらいたいです。社会人の受講生もいる講座に混じっての学びには、他とは違う面白さ、貴重な体験になると思います。最終回は、エンターテック・ユニバーシティのスクーリングのイベントとして、受講者の発表会を行う予定になっています。
今回からは、「音楽データアナリスト講座修了証」を発行して、音楽会社への転就職の際には、アドバンテージなるように、「業界内資格」的に育てていきたいと思っています。
データ解析が死活的に大切な時代に、ビルボードの複合チャートの読み解き、活用から始める、音楽データアナリストへの道を切り拓く講座です。
是非、ご参加ください。
大学生のダブルスクールと第二新卒を対象に、音楽業界への直通道路を提供する「エンターテック・ユニバーシティ」のミュージックビジネス1年制は、2024年10月開講です。興味のある方は、学校説明会にごご参加ください。公式サイトはこちら
データアナリストの単体での受講を希望される方向けの説明会も行いますので、ご活用ください。
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モチベーションあがります(^_-)