見出し画像

電子国家エストニア・幸福国家デンマーク3

コペンハーゲンは空港からWelcomeが伝わってきます。朝6時にホテルを出てタリン空港、ヘルシンキ空港からコペンハーゲン空港で13時。移動に時間がかかりましたが、なんだか帰ってきたなというほっと温かい気持ちになります。

日本とデンマークをつなぎ、デザイナーの価値を高めているデンマーク生まれの岡村彩さん、ayanomimiでビジネスセッションです。

人口560万人のデンマークが日本の一人あたりGDPの140%を生み出しているのは、クリエイティビティ、フレキシビリティ、キャリアシフトがバランスしています。左官屋さんから学校の先生、大臣になった人もいるし、50歳で行政の都市開発に転身するなど、生きるための学校、技術のための教育、生きていける福祉があり、柔軟なしくみで必要な人が必要なところで活かされています。

ゲストスピーカーに建築家PAN-PROJECTSの八木祐理子さんを迎えてのミーティングでも、お菓子やフルーツを食べながら、参加者みんなが自分の経験を語り合う居心地の良い場です。

日本とデンマークの共通点には歴史と文化背景、自然との共存、オリジナルが尊重される、生活水準、謙遜、バイキングと神道、機能美があり、相違点は、手に取れるもののプロダクト、付加価値、コミュニケーションのとり方、ミーティング目的、コラボの相手、ビジョンと積み上げなどがあり、共通点と相違点があるからこそ、融合の価値があります。

日本人独特の間、和、道、洗礼された自然観の独特な文化が活かされる時代がやってきます。


ayanomimiのシェアオフィス内は、長テーブルがあり、みんなで食事をしてワイワイします。この日も天気の良いベランダで編み物を編みながら、楽しそうに語り合っていました。


集中するオフィスとリラックスできる空間があり、みんなで創り出します。

コペンハーゲンは、23度の初夏のような陽気で、ニューハウンの通りは、きらきらした日差しを楽しむ人でいっぱいです。

人魚姫がある港から、海運業マースクの会長が寄贈したオペラハウスが見えます。

この港にはかつて250年前倉庫がたくさんありました。


その倉庫を壊さずに、リノベーションをして価値を高め、三ツ星ホテルに生まれ変わっています。

ロビーも太い梁と煉瓦の壁が融合し、心地よい家具と落ち着く空間です。

部屋の中央大きな柱とアートな絵と窓から港の風景が時間を演出します。

高木さんが手がけた日本食レストランIZUMIは、時間と空間を楽しむ人でいっぱいでした。文化の融合と時代を越えたアート、人と人とのつながりが新たな価値、ビジネスを生み出していきます。

みんなで人生を楽しみ、人の役に立ちたい世の中に貢献したいという気持ちでお互いに助け合うことが大事だと気づかせていただきました。ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?