本と公園①③ 〜夕方がピーク〜
本と公園のプロモーション動画
8/4 10:30
暑すぎる。どれだけ人が来るかとかお話しできるかとかそういうの以前に身体と暑さの勝負だ。日なたに出れば溶けてしまいそうになるが、木陰にいればそよそよと吹く風が心地よい。絶賛お昼寝タイムだ。と言ってもやっぱり少しは暑いけれど。
いつもよりは少し遅めの11時に設営完了。ちなみに現時点で公園には誰1人として歩いていない。
カラスだって、本職である空を飛ぶこともゴミ箱を漁ることもせずに木陰で休んでいる。そういえばカラスはいつ水分補給をしているのだろう。あまり池とか水辺で水を飲んでいるのを見かけない。
作業着を着たおじさんがブランコで揺れている。急に歩いてきて何をするのかと思えば、ブランコに腰をかけて勢いをつけ始めた。何かボーッと考え事でもあったのだろうか。
いつの間にかお昼ご飯。設営が完了してから誰もお客さんが来ることはなかった。以前までぶんじ寮に住んでいたSさんが連絡をくれて、お好み焼きを持ってきてくれた。ありがたい限り。
それから近況について話したり、虫について話したり、今日も良い時間を過ごすことができた。自分の活動とまちのつながり。活動から仕事へ。考えることがたくさんだ。
遠くから3人組が歩いてきた。
国分寺の投票率を1位にプロジェクトのメンバーの方々だ。
なんと、7月10日に行われた「選挙はお祭りマルシェ」に出店したお礼を持ってきてくれた。(マルシェの詳細は下に。)お礼の中身は、当日に行っていた駄菓子選挙の結果をまとめた資料と見事当選した駄菓子だ。(駄菓子選挙の結果も公表中)
僕が票を入れた駄菓子は確かそんなに人気ではなかった記憶がある。こんな暑い日にわざわざ公園に持ってきてくれる。少々手間のかかるやりとりではあるが、そういう丁寧なコミュニケーションは大切にしていきたいと思った出来事。
1人の男性が歩いてきた。いつも国分寺でお世話になっている飲食店の方。僕の中ではイケオジ。こんなふうに年を重ねたいよなと思う。ガリガリくんを持ってきてくれた。身体に染みる。
たくさん話し、昔の写真が載った資料集を読んでベラベラ。知っている場所の昔の写真を見るのはおもしろい。「あーーあそこだ」「これってあの場所かな」とか言って笑い合う。
そうこうしていると、ぶんじ寮住民が4月に生まれた赤ちゃんを連れて散歩をしに来た。こんなに暑い中で赤ちゃんも大変そう。終始、眠そうな不機嫌そうな表情をしていた。赤ちゃんは自分の気持ちが素直に外に表出していて魅力的。
ぶんじ寮の住民がお昼ご飯にうどんを持ってきてくれた。
冷たいうどんの喉越しの良さが好きだ。お好み焼きに続き、今日はしっかりご飯を確保。写真は撮り忘れた。。。
そして結構前にきてくれた、高円寺のバンドマンの方が自転車でやってきた。最近国分寺近辺に引っ越してきたらしい。高円寺より静かで緑もあってちょうど良いねと話していた。介護関係の仕事をしていて、市の助成制度を色々とリサーチしているらしい。家は公園からすぐ近くらしいのでまた会えたら良いな。
一気に集まってきた4人がいなくなり、再び静けさが漂う。聞こえてくるのは蝉の鳴き声。暑いは暑いものの若干感じる風が心地よく眠気を誘う。
もう眠いし暑いし帰ろうかなと思ったそのとき、お久しぶりの男性が。
仕事の日勤/夜勤が1ヶ月ごとに変わる方で、7月は日勤の月だったため一度も来ていなかった。「久しぶり」という言葉を交わし、近況報告。1ヶ月もあれば話すことはたくさんある。僕の中でもたくさんの変化があった。
それから、少し離れたところでいつも通り楽器の練習。公園にリズミカルな音色が響く。また心地よい空間がつくられた。
野菜の配達やその他のことでたくさんお世話になっている方だ。
開口一番「差し入れはありません!」と一言。この方は神出鬼没で、国分寺のまちの至る所で目にする。分身がたくさんいるのだろうか。。。
結構会っているはずなのに話すことがたくさんある。不思議だな。
目を細めながら近づいてきたおじいさん。
自転車の屋台に興味があるようだった。散歩中で楽器のリズムに惹きつけられて公園に来たら、この屋台も見つけたらしい。
「この自転車素晴らしいね」と言っていた。おじいさんはコロナ前に免許返納したようで、困っている様子。
「こんな世の中になるなんて思ってもいなかったから、移動が大変だよ。電車やバスは混んでいるし。免許があれば車でどこへでも行けるんだけど」そう言って笑っていた。
いつもの散歩中のおばあさん。
おとといまで旅行に言っていたらしい。随分と元気だ。今回は豊川稲荷。そして南信州をぶらぶらしてきたらしい。
「日本は稲作の国で、お米の敵になるのがネズミ。狐はネズミをたくさん食べるから、たくさん稲荷神社を作った」そう熱弁していた。その情報が正しいのかどうかはわからない。月2回は旅行に行っているらしく、会うたびに違う旅先の話が出てくる。いくつになっても元気でいたいなとつくづく思う。
犬の散歩中の女性。古本集めているんですか?と一言。
概要を説明し、「じゃあ今度連絡します〜」と言って帰っていった。やっぱり意外と家に本をためている人はいそうだ。
古本集めています。と張り紙を貼っておくだけで結構声をかけられる。
18:00
だいぶ暑さも和らいできて、公園には人が増えていた。犬の散歩をしている人、キャッチボールをする子供、散歩するおじいさん。
今日はこのあたりでお暇させていただく。沈みかける夕日を背に自転車屋台を漕ぐ。相変わらず、すれ違う人にはジロジロ見られる。別に何も思わないのだけれど。今日もめちゃくちゃ屋台や本を見ているのに「こんにちは!」と声をかけるとプイッと背を向けて帰っていく人がちらほら。見た目が怖いのかな。そもそも屋台や本は見ていない?自意識過剰?
そんなことを思いながら、1日を終える。
暑すぎるから行かないでおこうかなとも思ったけど、いつどんな人が来るかわからないから、ただそこにいることが大事。そんな思いからとりあえず行くことにした。耐えられなさそうなら帰ってこようと思っていたけど木陰なら案外いけるもんだ。そして、結果的にはいつもの仲間が来てくれたり、お久しぶりの人が来てくれたり、何だか嬉しい気持ち。
もう少し暑い日が続くだろうから、体調には気をつけて活動を続けていきたい。
次回は8月10日(水)10時ごろ〜19時ごろ。武蔵国分寺跡にて。
相変わらず差し入れもお待ちしています。
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