本と公園①② 〜小さなお友達参戦〜
本と公園プロモーション?動画
10時前、いつもの公園に到着。
今日は小さいお友達のTくんも一緒。
「これはここに置いていい?」「これも並べたい〜」と設営から色々手伝ってくれた。お母さんの用事が終わるお昼前まで預かることになっている。
フィルムカメラを渡すといろんなところに撮りに行っていた。いつもとは違うカメラに興味津々。数枚撮ったところでフィルムの枚数に達し、巻き戻しが始まった。その音にもびっくりしていた。
そうこうしているうちに1人の女性が歩いてきた。家の前で自由に持ち出し/持ち込みができる図書館をやろうとしていたらしいが、雨対策やらなんやらでダメだったらしい。家に本があるからちょっと考えてみると言って帰っていった。連絡先を渡しておいたので後日連絡が来ることを願う。
蝶々を見つけ、追いかけるTくん。持っていた帽子で捕まえようとするが逃げられていた。無邪気に走っている姿に自分の小学生時代を重ねていた。近所の公園で走り回っていたなとか、徒歩30秒ほどの距離にある友人宅のバスケットゴールでよくフリースロー対決をしていたなとか、懐かしい記憶が次々と呼び戻された。あの頃に戻りたいとは思わないけれど、忘れないでいたいなとは思う。
先週も来た自転車のおじいさん。日立に勤めていたというあの人。
先週名前は聞いたはずだが、忘れてしまった。日立に勤めていたということすら忘れていたが、それを思い出せたのはその人がする話が先週と全く同じだったから。口に出てくる言葉の数々が1週間前のそれとほぼ同じで笑ってしまった。ただテンポ良く話していくので、僕も先週と同じリアクションで対抗。新鮮さのかけらもない会話に満足して帰っていった。
散歩中の女性がきた。
以前から屋台は目にしていて気にしてくれていたらしい。
ガーデニングが好きで、それ関連の本や雑誌がたくさんある。どうしようか悩んでいたから、ぜひ引き取ってほしいと言っていた。
ただ、もう少し自分の中で手放すか否かを考えたいらしく、来週また来るとのこと。公園から見える距離に家があって、ご近所さんだったし、本の引き取りに限らず、今後も関係性が続いていくといいな。
いつも通り、昼間に人はそこまで来ないのでTくんとお話。夏休みに山梨や長野、四国に行くらしい。富士山が見えるよーとか、珍しい魚がいるんだよーとか色々教えてくれた。
お母さんが戻ってくると、Tくんも元気いっぱい。鍵盤ハーモニカを吹いたり、また蝶々を捕まえにいったり、GIGAスクール構想の関係で配布されたパソコンをいじったり、足し算引き算の問題出してーと言われてちょっと意地悪な問題を出したり。1つ1つの出来事や経験がかけがえのないものになっているんだろうなとしみじみ。
少し前に国分寺に引っ越してきて、仲良くなった男性が来てくれた。普段はリモートだけど打ち合わせがあったり、たまに出社したりしているそうで、なかなか本と公園に来ることができなかったようだ。仕事の休憩時間に合間を見て遊びに来てくれた。何時からやってるの?とかどんな人が来るの?とか古物商許可が取れたよーっていう話とか、諸々の話をして仕事に戻っていった。公園で仕事もできそうだなーと言っていたのでいつか隣で仕事をしてくれることを楽しみにしている(笑)
黒砂糖もいただいた。懐かしい感じで美味しい。
ぶんじ寮のご近所さんがお昼ご飯を持ってきてくれた。
今日のメニューはうどん。水牛やトマト、ピーマンが入っていた。水牛は高円寺のネパール食材を取り扱っている店で、瓶詰めで売っているものを買ってきたらしい。これを入れたらめちゃ辛くなったんだとか。確かに涙が出るほど辛かったが、夏に辛いものをしかも外で食べるのは気持ちが良い。しかも高円寺でテレビ東京の「家ついて行っていいですか」に声をかけられたらしい。その辺にいるんだ〜という感じ。
最近家で起きていることを色々と話し、夏に熊野に行くらしいのでその話もした。今日も美味しいご飯に感謝。
ジョーさんがきた。今日もピンク色のカバンにピンク色の服で元気いっぱい。塩バタかまんというお菓子をくれた。近況を話にきたようだ。最近は出演するミュージカルのレッスンに行っているらしい。
そしてカバンから絵本を出して何を始めるかと思いきや、いきなり読み聞かせを始めた。近くで飛行機を飛ばしていた小学生にも「読み聞かせですよーー!」と自ら呼びかける。聞いていたのは大人2人(僕とジョーさんと話しているときに来た女性)と小学生。恐らくあの場で1番楽しんでいたのはジョーさんだ。とんでもないエネルギーだなと思いながら読み聞かせを半分聞いて半分聞き流す。読み終えると満足したのか、観客に感想を聞いて帰っていった。
ジョーさんと話している途中、知り合いの女性が来てくれた。
何度か来てくれている人で、「公園」という場所がすごく似合う感じ。ゆっくりご飯を食べて、ゆっくりお話しして、近くのカフェに白玉ぜんざいを食べに行った。さっきの読み聞かせの空間のカオスさに感動したらしい。誰も無理していないというか、寛容し合っているというか。ここに言語化することは難しいが、「世界平和だった」と言っていた。
近所に住んでいて、絵を描いている男性が来た。以前も1回来てくれた方だ。
地元の缶ジュースを差し入れで持ってきてくれた。1度会っただけでも覚えていてくれるのは嬉しいことだ。こんな緩やかな関係性は保っていきたい。そして確か以前会ったときは屋台の横で似顔絵とか描いてみたいと言っていた記憶があるので、一緒に何かできたら良いな。
公園見回りのおじいさん。いつも話しかけてくれる人だ。毎回話しかけてくれて見守ってもらっている感じがすごい。ただこの人も先週と全く同じ話を2つほどしていた(笑)何なんだろうか。
古物商許可が取れたという話をしたら、ここがどう発展していくか楽しみですねと言っていた。
夕立が来そうなのでここで退散。
来る人みんなが「今日は夕立が来るから気をつけて!」と教えてくれた。
空を見上げるとついさっきまで広がっていた綺麗な青空に少しばかり黒い雲が。ありがたい限り。
別に屋台や自分の体は大丈夫なのだが、本にとっては天敵だ。大事をとって帰ってきた。結局夕立は来なかったものの、食品の買い物に行けたり、何かと有意義に使えた気がする。
そういえば、先日古物商許可が無事に下りて、諸々の書類などを受け取ってきた。あとは古物商プレートを作成して、公園の使用許可申請を出せば、古本屋として営業ができる。
地道に続けて今日で12回目。駅前出店や選挙マルシェ出店も合わせると計17回。自作の屋台からスタートした活動が、あれやこれやのうちに古本屋に。
8月中旬以降には古本屋として営業開始できるかな。ゆっくり焦らず無理せず。
次回は8月3日(水)10時頃〜19時頃。
武蔵国分寺跡にて。
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