お肌や喉の乾燥が気になり始めた時のお弁当にも使える秋の豚肉ロール
朝晩涼しく感じられるようになり、湿度が無くなって来たことで秋を感じるようになりましたね。
これくらいで気温も湿度も止まったら良いのですが、これからは気温は下がり湿度ももっと下がります。
すると、空咳が出たりお肌の乾燥が始まります。
夏の間は、手洗いの後ですぐにキチンと拭かなくても手はカサカサになりませんが、これからは直ぐに拭いても、それどころか拭いてすぐにクリームを塗っても、お肌の保護が間に合わなくなりますよね。
外から保湿をしても、内側が潤っていないと乾燥からの不調は免れません。
こんな季節になったら、食材の中でも潤わせる食材を使って内側からも乾燥を防いで行きましょう。
肉類では、豚肉や鴨肉が潤わせる効能を持った肉。
豚肉の薄切りがあると晩ご飯にも翌日のお弁当にも使えるので、常備しています。
豚肉以外にも潤わせる食材を使った秋におすすめの豚肉ロールのレシピをご紹介します。
お肌や喉の乾燥が気になり始めた時のお弁当にも使える秋の豚肉ロール
材料/2人分
豚肉の薄切り10枚~12枚(約200g)、梨1/4、えのきだけ適宜、酒大さじ1,薄口しょうゆ小さじ1,はちみつ小さじ1、塩麴(市販の物でも良い)大さじ1、コショウ少々、米油大さじ1
作り方/
1.豚肉は二枚を一組にして、幅が等しくなるよう組み合わせてコショウを振る。
2.皮を剥き芯を取った梨は、3ミリくらいの厚さに切る。えのきだけは石づきを取ったら、豚肉の幅に合わせて半分の長さに切る。
3.1.に梨とえのきだけを芯にして巻いていく。巻いたものの表面に塩麹を塗る。
4.フライパンに油を敷き、巻き終わり部分がフライパンと接するよう並べて(巻き終わり部分から焼くため)返しながらこんがりと焼く。
5.一旦フライパンから4.を取り出す。フライパンはキッチンペーパーで油をふき取り、調味料を入れる。沸騰したら弱火にして4.を戻し入れてタレを絡めて完成。
梨は肺を潤わせる旬の果物
梨はみずみずしい果汁が特徴。
中でも呼吸器と直接関係する五臓の「肺」を潤わせる効能があります。
空咳だけでなく、声枯れやのどの痛みにもおすすめのフルーツです。
身体を冷やす性質なので、そのままデザートとして食べるには、日中の暑い時がおすすめです。
よく、運動会のお弁当のデザートに梨を食べたという経験をお持ちのアラフィフも少なくないのでは?
これは、薬膳的には理にかなっていたのですね。
9月や10月の初旬の晴れた日は、気温も高く、しかも晴れていれば体は熱せられて汗もかきます。
汗で失った潤い補給と体にこもった熱を冷ますのが梨なのです。
けれども、晩ご飯の後に梨を食べると夜中にトイレに起きてしまうこともあります。
これだけ水分が多いことと、日中は暑くても朝晩冷えるのが初秋です。
梨と気温で体が冷えてトイレに起きてしまうのです。
そこで、夜はデザートとしてではなく料理に使ってしまいましょう。
生では体を冷やす梨も、他の食材との組み合わせや調理をすれば、冷やす性質が緩和されます。
白いきのこは潤わせるだけじゃない
潤わせる食材の特徴は、白い色であること。
豆腐、豆乳、梨もそうですし、レンコンや、白きくらげ、エリンギ、えのきだけなども潤わせる食材の代表です。
その中でも、えのきだけは繊維質が豊富で、便秘や要らない水分を溜めて肥満になる水太りタイプにもおすすめです。
含まれているエノキタケリノール酸が新陳代謝を高めるとされるため、更年期以降、太りやすくなる女性に嬉しい食材です。
お弁当にも使うなら甘辛の甘い味をはちみつで
お弁当のおかずには冷めても美味しいものにしますよね。
甘辛味はその代表でしょう。
甘味を砂糖ではなくはちみつに変えると、潤わせる効果が加わります。
はちみつは五臓全てを補う効能を持ち、通便効果もあるので豚肉、梨、えのきだけと合わせて秋に乾燥が気になる時の薬膳惣菜なのです。
梨の消化酵素と塩麴が、肉を柔らかくする
梨には潤いを補うだけでなく、消化を助ける働きもあります。
韓国料理で肉を、おろした梨に漬けているのをどこかで見たことがないでしょうか?
肉が柔らかくなると言うことは消化しやすくなるのです。
それに加えて巻いた状態で塩麴も塗っておいたので、柔らかくジューシーに仕上がります。
はちみつは小さじ1杯も使っていませんが梨と塩麴の甘味で甘辛くお弁当にも美味しい豚肉ロールになりました。
ぜひ、お試しくださいね。
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