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会社員最後のプロジェクトでクライアントさんから学んだ「フリーランスのあり方」

こんにちは!やくしまです。6月で会社員を辞め、7月からフリーランスになりました(きっかけはこちら。)

幸運なことに「フリーランスになるうえで大切なこと」を会社員として最後に担当したお仕事で学べた、その振り返り記録です。



フリーランスの方からご依頼をいただいた

めずらしいことに、フリーランスの方から会社宛にお仕事のご依頼をいただきました。

クリエイターとして個人で活動されている方で、ポートフォリオサイトのリニューアルをされたいとのご依頼でした。

わたしの勤めていた会社の顧客は、中小規模の会社さんがメイン。次いでナショナルクライアント。フリーランスの方からご依頼はレアケースでした。



お仕事/壁打ち内容

お仕事内容としてはサイトリニューアルということで、プランナー/ブランドストラテジストとして、クライアントさんの思想整理〜ワイヤーフレームの作成までをサポートさせていただきました。

わたしのスタンスとして、ご依頼が「サイトリニューアル」だとしても「サイト表面の情報を整えるだけ」でなく、「クライアントさんの個性や思想を理解したうえで、情報整理や設計をしていくことを大切にしたい」ので、以下のようなことをヒアリング&壁打ちしていきました。

■フリーランスとして活動を始めた当初と現在の違いは?(仕事の受注の仕方、案件ジャッジの基準、大切にしたいこと、お悩み、その変遷etc)

これからどんなお客さんを獲得していきたい?それはなぜ?(プライベートの変化についてもお話しいただいたうえで、お仕事の優先順位の整理)

今後お付き合いしたいお客さんとのマッチング精度を上げるためにできることは?(サイトの情報設計、コミュニケーション設計の見直しに加え、配布するサービス資料も再設計することに)

お客さん目線で見た時に「訴求すべき魅力」「削ってもいい要素」「改善すべき点」(壁打ちのなかで見えてきたクライアントさんのキャラクターと、わたしが元・制作会社勤務で、クリエイターさんへ発注する立場を経験していたことを踏まえ、アドバイス)



フリーランス準備期間の学びになった

クライアントさんはとても素敵な人でした。清潔感、明るい笑顔、素直でお話しやすい雰囲気、

それでいてプロフェッショナルなパリッとした空気感や意思決定の気持ちよさ。

フリーランスとして生きていく人のあり方、振る舞い方を学ばせていただきました。



素直で誠実なコミュニケーション

クライアントさんから学んだ大切な姿勢をメモ。

どんな立場の相手にも態度をかえず、感謝や喜びをまっすぐ伝えること:

クライアントさんはいつも、わたしたちに感謝を伝えてくれました。「ありがとうございます!」という言葉を何回いただいたか数え切れません。

嘘や誤魔化しをしないこと:
「知りませんでした!」「わからないのでご相談できますか?」「この部分は私はこうしたいのですがどう思いますか?」素直に正直に伝える。

当事者意識をもつこと:
本気で向き合ってくれていると伝わるからこそ「じぶんたちも頑張ろう」と思えました。


どれもビジネスマンとして、人として、ほんとうに大切なこと。忘れそうになったらこのnoteを見返して、クライアントさんを思い返して、がんばろう。



さいごに

プロジェクトが開始した矢先、親会社から、わたしの務める会社の事業縮小が発表されました。

混乱の状況下、早急に今後の身の振り方を決めなければならないなか、わたしやチームのみんなが投げやりにならず最後までいい仕事ができたのは、クライアントさんのお人柄のおかげです。

奇しくもフリーランスへの転身を決めたわたしにとって、クライアントさんからお仕事を通じてフリーランスのあり方を学べたことは幸運でした。

貴重な出会いと経験を得られたことに感謝しています。そして、このnoteを読んでくださったあなたにも!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

書いた人:やくしま
1990年生まれ。クリエイティブ業界で働く企画職。体力なし子につき、コロナ禍をきっかけにフルリモートに移行。勤務先企業の事業縮小を機に思いがけずフリーランスの道へ。在宅ワーカーやフリーランスの働き方アレコレを発信しています。


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