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VOICE創作日誌 本を読む

引き続き、越智雄磨『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以降の地平』(国書刊行会 刊)を読む。今日は序説の残り、結語、あとがきを読み、ざっくりと全体で言われていることを把握してから第一章を読んだ。

「ノン・ダンス」という作品のいちジャンルに括られた作品たちの特徴として、単に「漠然と頭の中でイメージする“ダンスっぽいこと”をしていない」、というだけでなく、その当時のフランスで行われていたコンテンポラリーダンス(その当時言うところの「ヌーヴェル・ダンス」)への支援政策への批判や、出演者や観客と作品、振付家の新しい関係性の模索、という複数の点でのそれまでの舞踊作品と一線を画す試みがなされていた事がわかった。

私がVOICE(そして今後創作する作品)でするべきこと、盛り込めたらよりよくなる要素も、この「ノン・ダンス」で試みられたこと(特に、観客と作品の関係性の模索)にあるかもしれない。

もう少し読み進めつつ、ここで紹介されている振付家の作品も検索して、映像だけでも見よう。

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