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教員として覚悟が決まった話

初めての担任を持って、生徒との関係づくりやクラス経営で悩んでいたところ、良くしてくれた先輩に飲みの席で相談したことがある。
「どうやったら生徒指導上手くいくんですかね。」と
そしたらその先輩は、
「俺は生徒だと思ってないな。」と言われた。
衝撃だった。その後その先輩は。
「俺はどんなやつも一人間として接してる。生徒じゃない同じ1人間としえ。つまり、40対1じゃなくて、1対1を40人分やる意識でやってる。」
本当に衝撃だった。
私は生徒と教員という立場で接していた。上と下の関係だ。でも先輩は違った。一人の人間同士対等の関係で接していた。自分が恥ずかしい。生徒の目線に立って、生徒とともに成長したいと思っていた私が、担任を持ってすぐに嫌いだった上下関係を作る教員のマインドになっていた。
生徒に意見を押し付けてそれを聞かせるのは最低だ。1対1 対等の関係で向き合うことこそ、生徒とともに成長する教員になれるんだと感じさせられた。
そこから意識がすぐ変わったし、楽になれた。
だって対等な人間なんだから、駄目だといえばいいし、良いと素直に言えるようになった。プライドがなくなった。
これからも対等にやって行こうと思う。

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