やや悪意の　昭和の名作マンガ礼賛　（３行短文）

「巨人の星」
川崎のぼる、梶原一騎（原作）　昭和４１−４６年

　思いこ　んだーら　試練の　道をと
　流れる　主題歌　家族の　犠牲を
　美化して　飛雄馬よ　おまえは　羽ばたく

「あしたのジョー」
ちばてつや、高森朝雄（梶原一騎）（原作）　昭和４２−４８年

　戦後の　どさくさ　親ない　浮浪児
　こういう　時代も　あったの　ね日本
　バンドや　起業の　チョイスは　なかった

「デビルマン」
永井豪　　昭和４７−４８年

　ハレンチ　学園　書いてた　人とは
　思えぬ　深さの　善悪　の議論
　ほとんど　悪魔の　哲学　入門

「エースをねらえ」
山本鈴美香　　昭和４８−５０年、５３−５５年

　宗方　コーチに　見いださ　れ伸びた
　それって　見いださ　れなけりゃ　そこまで
　男の　コーチと　ダメダメ　ヒロイン

「デザイナー」
一条ゆかり　　昭和４９年

　父親　などとは　知らずに　愛した
　きょうだい　なんだと　知らずに　愛した
　母親　なのだと　知ってて　憎んだ

「ベルサイユのばら」
池田理代子　　昭和５４−５５年

　女の　体で　男で　生きるが
　最後に　男に　抱かれちゃ　うんだね
　任務と　ジェンダー　関係　ないよね

「東京ラブストーリー」
柴門ふみ　　昭和６３年−６４年

　ドラマが　流行って　だれでも　知ってる
　セックス　しようか　有名　なセリフ
　ほかにも　名言　いっぱい　あるのに

「ドラえもん」
藤子•F•不二雄　　昭和４４年〜平成２年

　のび太と　いっしょに　大きく　なろうよ
　読者は　育って　その子も　読んでる
　みんなが　成長　のび太よ　おまえも

（注：それぞれの作品が、マンガ雑誌に連載として掲載されていた年をあげました。単行本刊行の年や、アニメやドラマとしての放映期間は、また別のものになります。）
＿＿＿＿
３行短文　理昭さん　ドラえもん　　しめじさん　しずかちゃん