セルフモニタリング

前回の記事で、メタ認知トレーニング(?)の中の相手や自分の感情を読み取るメンタライゼーションにて大切になる、「セルフモニタリング」というワードが出てきました。
今回は簡単に、セルフモニタリングについてまとめます。

セルフモニタリング

自己の行動や自己呈示(ふるまい)が社会的に適切であるかを観察し自己の行動をコントロールすること。つまり、自分の心を書いて見える化する(外在化)。ここで大切なのは、頭の中でするのではなく、「書く」こと。
頭の中で行うと、自分にとって印象の残ったところだけに焦点を当ててしまい、同じところを反すうするなど主観的な解釈になってしまうからです。
書き出すことで、客観的に整理して理解できるようになります。

どのようにして客観的に見るのか

思考、感情、身体反応、行動を分けて書き出します。


人間は便利なことに言葉を手に入れました。言葉によって想像が膨らみ、小説など楽しめるのです。しかし、言葉によってたくさん想像できるからこそ、その力によって苦しみを倍増させてしまうことがあります。自分の想像があたかも現実であるかのように感じて押しつぶされないよう、自分の中で起こっていることは自分で気づく訓練が必要。

例:プレゼン「失敗」したら嫌だな、「不安」だな。「プレゼン、失敗、不安」、これらただの文字の羅列なのに、「プレゼン=失敗・不安」という言葉に意味を持った結果、プレゼンは失敗する・不安なものというイメージが作られてしまう。(説明あってるかな)

プレゼン自体は「怖い」ものではないのに、「不安・失敗」」という言葉で感情が強まり、苦しみを倍増させる。そのままにして倍増させてしまうのではなく、「この不安はどこから来たんだろう」「自分はどうとらえたから不安に感じているんだろう(思考)」、「プレゼンと聞いてどんな身体反応があっただろう」「プレゼンを控えている状況に対しいて自分はどんな行動をしただろう」とカテゴリーごとにモニタリングする。
そこに潜む自分の自動思考、回避行動が見えてくる。

心は3層。

意識のスポットライトを当てると感じられるもの→前意識
自分の感情や身体感覚に気づいたり区別することが困難、言葉で表現することが難しい→無意識

感じたことを感じないようにすると(抑圧)どんどん無意識に落ちていく。
しかし脳は感じてもらおうとアラームを出し、結果、身体症状出てくる。

日ごろからストレスの小中に目を向け気づくことが大切→セルフモニタリング


私の取り組み目標

・ある特定の状況下での自分の振る舞いを振り返り、その時起きていた自分の思考、感情、身体反応、行動を紙に書きだす。
・そうすることで、引っかかりポイントや、自動思考に気づく。
・振り返りの中で、自分が感じた感情を素直に書き出し受け止める。ここで、見なかったふりをしない!怒ったり、むかつくことは悪いことではないという前提を忘れない。

以上です。

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