見出し画像

ぼっち旅2019 〜19.未知との邂逅〜

気付いたらあの旅から1年の歳月が経ってしまった今、あれ?昨年の旅の記憶とか忘れちゃったらもったいない、と思ったことからまとめて記録として残すことにしました。ただ人に読んでほしいというよりは自身の備忘の観点が多くなるのはご容赦ください。

建築物

High Lineの終点に近づいてきた妹と私。そろそろ自然の景色にも慣れてきた私たちの目に飛び込んできたのは、見たことのない形の建築物だったのです。

画像1

再開発が進むHudson Yardsの目玉として2019年に完成した、その名もVesselです。ちなみに容器という意味ですが、まさにおしゃれな器という形ですね。

画像2

青い空にもよく映える!当時はオープンして半年ということで、大勢の人が登っていましたね。妹がまたしても興味を全く示していないのに加えて、そろそろホテルのチェックインの時間が近づいてきたので、登るのはお預けです。

画像3

ハドソン川も近くて散歩道に最適ですね。少し風は強かったのですが、ほんとに天気が良すぎます。私と比べても妹は相当な晴れ女なのか?と思うのは翌日以降の話。

画像4

画像5

画像6

近くの駅からホテルに戻ります。ニューヨークの地下鉄は駅によってデザインも様々で楽しめますね。日本の地下鉄は綺麗ですけどデザイン性では少々劣りますね。サラリーマンの荒んだ心を癒すにはアートじゃないですか?

仮住まい

さあ地下鉄で乗り換え含めて20分。

画像7

さあミッドタウンに戻ってきました。予約しているThe Residences by Hilton ClubはHilton Midtownの44階に位置します。

画像8

この先何日間かお世話になるお部屋はどんな感じでしょうか?同じ旅の中で三軒目の宿ってなかなかなかったので新鮮な気持ちで扉を開きます。

画像9

スタイリッシュで綺麗!日本のホテルにも負けず劣らずの内装の綺麗さに興奮しました!比較的最近リノベーションされたんだと思います(前日のシェラトンは少し古かったので。。)

画像10

ベッドも綺麗に整えられていて、妹と2人で寝ても余裕のあるキングサイズベッド、昨日はシングル×2だったので、なんだか同じベッドで寝るのは照れますね。

画像11

バスタブはありませんが、洗面所も小綺麗にまとまっています。トイレやシャワールームは剥き出しなので、付き合いたてのカップルにはおすすめできません!

画像12

画像13

そしてなんとトイレはウォシュレット機能付き!あまり見たことのないデザインで、かつ妹も私もウォシュレットは使わないので宝の持ち腐れとも言えますが、見る限りでは、2名までユーザー登録できるようなので、水の出方とか強さを覚えさせられるんでしょうか。。

画像14

部屋からの景色。チラッと見えるのはハドソン川。アリアンツという保険会社のビルも見えますね。ニューヨークのビル群の中で過ごすドキドキで胸がいっぱいです。

幻想の館

さて、ホテルでの束の間の休息を経て、次に行きましょう。ニューヨークと言えば、ブロードウェイに代表されるショーエンターテイメントの街。せっかくニューヨーク最初?の夜なので観に行かない手はないですね。これは別日ですが、いかにもミュージカルの一枚。

画像15

ただし私のひとつ目のエンターテイメントはなんとオフブロードウェイから始めてまいります。『Off Broadway』というジャンルがあるということで、ブロードウェイではなくともおもしろいエンターテイメントはたくさんあるんですね。
せっかくだし妹と一緒に参戦するつもりだったのですが、妹がドジってチケットを取れていなかったらしくソロで参戦です。ミュージカルは「観劇」じゃないの?と疑問に思ったそこのあなた。今晩の舞台は座って優雅に観るミュージカルではありません。何と表現したらいいのか、それは演劇への「参戦」という言葉が適切なのではないでしょうか。観た人にしかわからないかもしれませんが。

画像16

またまたマンハッタンの西側にやってきました。ニューヨークの街を一人で歩くのははじめてで、かつ住宅街を進むときは最初少しビビってしまいましたね。駅から少し歩いて34th Street駅を下車して目指すはMcKITTRICK HOTEL。

画像17

外観はまわりと同じ、何の変哲もない煉瓦造りの建物。その名の通りホテルとして開業しようとしたところ不況でオープン出来なかった?というような史実かフィクションかわからない謂れがあるこの建物が今回の舞台です。
19時からということで気の早い私は20分前に到着してしまいましたが既に入口には人だかりが。比較的若者が多い印象でしたね。エントランスに立つ係の方、いかにも怪しい感じでここから既に舞台は始まってるのかと思いました。名前と予約番号を告げて建物内に入ります。

(あまり写真を撮っていい雰囲気ではなくここからは文章メインですみません)

建物内に入ると右手にホテルのクロークのような受付があり、手荷物がある方はここで全て預けてとのことです。私は荷物を全てホテルに置いてきていたので5ドル分節約できました。その後に係の方から渡されたのはトランプのカード。絵札が少し怖いけど、惹き込まれます。

画像18

そこから先は真っ暗、文字通り真っ暗な細い通路を足元の小さな蝋燭の灯りを頼りに進んでいきます。日本だと絶対危ないからもっと明るくしなきゃダメって言われるやつですよ。

その先に辿り着いたのは暗い照明の小洒落たホテルのバーのような空間。そのバーでは実際にカクテルが振る舞われており、グラスを片手にその時を待つ紳士淑女?の皆様がいらっしゃいました。そういえば舞台のチケットの中にカクテル付きのプランがありましたね。Kikoはこの後の舞台に備えてお酒は控えておくことにします、妖艶なお姉さんが凄みを効かせた物凄い目力でこちらを見ていてその瞳に呑み込まれないよう気をつけつつ、人間観察に勤しみその時を待ちます。客層はと言うと現地の人か観光客かわかりませんが欧米系の方が多く、一部中国の方がいるくらいで日本人は私だけだったかもしれません。るるぶとかまっぷるには載ってないので日本人にはまだまだ知られてないのかもしれませんね。

そしてその時が近づいてきたバー空間においては、いかにもセレブといったようなドレスを見にまとった美しい女性やタキシードを着こんだ大柄の男性が台の上に立ってよもや話をし始めたのでした。ん?もう舞台始まってる?
お客さんもバーのロビーに段々と集まってきた段階でそのタキシード紳士がゆっくりと話を始めたのです。詳しい説明はないので状況はよく掴めませんがトランプに書かれた番号を呼び始めたのです。まわりを見ているとグループで来た人も同じ番号というわけではないので、妹と来ていたとしても離れ離れになったかもしれません。

画像19

私が渡されたのは♠︎の3、よく見るとこのスペードの記号、『肺』ですよね…??

…と、ここらで筆を止めておきましょうか。この夜のことは書き始めると長くなりますし、多分に内容に触れていくと多いにネタバレにもなってしまいますので、続きは次回。長い夜になりそうです。。

画像20



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?