🐽❤️（Pig Love）記念日／セカンドライフ2周年を祝う

2024年9月4日 12:12

9月の1日はわたしとQPさんがマッチングアプリで出会った日。ちょうど2年前、わたしのプロフィールに彼がスキをつけてきて、わたしがそれに返信したことがすべての始まりでした。

初めはときめくこともない、可もなく不可もない始まりでしたが、メッセージのやり取りとデートを重ねるうちに誠実さとハートのある人だということがわかりました。恋に落ちるというような情熱はなし。ただ、いっしょにいて疲れないことがわかり、いつしか「いっしょにいると心地よい」という感覚に気づきました。

そして初めてのマッチから4ヶ月後「この人ならこのさき、一生信頼できる」と確信できました。

昨年の一周年記念はこんな素敵な旅を彼がプレゼントしてくれました。

あれからあっというまに1年が過ぎ、今年はどうしようか？ワイナリーにでもドライブしようかと話し合っていたのですが、決められないまま過ぎてしまいました。

相変わらず仲良く心地よい関係ですが、わたしたちは飾らないカップルで、みせかけや無駄な豪華さは求めませんからおしゃれなレストランや派手なイベントを喜ぶわたしではないことを今や、彼がいちばん理解しています。

米国では9月最初の月曜はLabor Day（レイバー・デー）といって、労働者の日として祝日にあたるため、夏の終わりを告げる連休としてレイバーウィークエンドはどこの観光地も混雑するうえ高くなるので、特別なことはしなくても、🍷タイムを二人でゆっくり楽しめればそれだけでじゅうぶんよねってことになり、今年はヒューロン湖畔にある、QPさんのキャンパーで過ごすことにしました。

彼の家からは車で1時間ほどのドライブですが、道中は風力発電用のウィンドミル（ windmills）だらけです。

じゃがいも畑かコーン畑ばかりですが、緑と真っ白な風車が青空に映えて癒やし効果バツグン

道中、ハンドルを握るQPさんは野球のラジオ中継を聞いています。デトロイト・タイガースの勝ち試合でうれしそう。わたしはまるでそんなことに興味ないけど、彼がうれしそうならわたしもうれしい。

……あまりに心地よい関係なのでもう何十年もいっしょに暮らしてきたみたいな雰囲気です。

彼のキャンパーはヒューロン湖のビーチがすぐ目の前のキャンプグラウンドに1年を通して置いてあります。

中は広くて、ダイニングテーブル、キッチン、バス、トイレ付きで、クイーンサイズのマスターベッドルームのほかに、ダブルサイズの二段ベッドとソファーベッドで大人が七人寝ることができます。

その昔の日本にいるころには夫と何十人もの子どもたちを英語キャンプに連れていき、飯盒でご飯を炊き、バンガローやテントでの本格的キャンプを毎年経験していたので、キャンプというには甘やかされすぎているように見えなくもないけど、これこそがよくあるアメリカンスタイルです。

パンデミックのころ元ワイフがほしがり彼も合意して買ったそうですがその翌年には離婚。彼が家を出ることになりましたが、大型犬のルナと住めるアパートがみつからず、家を買うまでこのキャンパーにルナと住んでいたそうです。

こちらのキャンプグラウンドは温水プールも完備、週末にはカラオケ大会など各種イベントも催され、ワンコ連れのためにドッグ用パークまで完備されており、たくさんのキャンピングファンで賑わっています。今では彼の息子たちが夏の週末を楽しむ場所としても利用しています。

お腹がいっぱいになって、ほろ酔い気分になったところで、お手々繋いでビーチ散歩にでかけました。

ほろ酔いで気持ちいいうえ、美しい空を眺めながら手を繋いで散歩する時空がありがたくてそれだけでとっても幸せな気分になりました。

こんなささやかなことを愛しいと思えるのも、わたしたちアラ還の二人は数々の凸凹を生き抜いてきたからこそです。

キャンパーに戻る前に、ブルームーンアイスクリーム（中西部北部で食べられる特別なフレーバ）を買いました。

ブルームーンアイスクリームのあとで焚き火と夜空を眺めながら飲み直し。QPさんが役所広司主演の映画『Perfect Days』を見てからすっかり気に入った曲をSpotfyでかけはじめました。彼はまるで、『Perfect Days』の役所広司扮するヒラヤマさんのような人ですから。😁

11時過ぎまで、彼のプレイリストから流れる音楽を聴きながら、その音楽が流行ったときに何をしていたか？なんて話を二人で延々と語り合いました。

なにしろわたしたちは、61歳まではまったく別の人生を歩んできたふたりですから、これほど親密にコミュニケーションを重ねてきても、未だ知らないことばかりです。

QPさんのお母さんのこと、お父さんのこと、親の離婚で辛かったころのこと、荒れて馬鹿な青春時代を過ごしたことなどなど、わたしは43年も共に過ごしたので夫との思い出が必然的に多くなります。

焚き火の前で🍷を飲みながら、音楽が“あの頃”をどんどん呼び起こします。星空は美しくまさにパーフェクトなわたしたちの記念日の過ごし方でした。

二人のマッチングからの一部始終はこちらで気ままに更新中です。

夫他界1年後、遺言実行のためマッチングアプリを始めてからの成功レポート

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