見出し画像

映画「メタモルフォーゼの縁側」を観て


やあ、メタモルフォーゼの縁側を観ているよ。Prime Videoを今すぐチェックする

2023年10月3日(火)
「メタモルフォーゼの縁側」という映画を観ました。

 観て、ホリスティック・ヘルス的な視点で、ヒントにしようと思った点が3つありました。

1.せめての精神を持つ。

ヒロインが同級生の姿を観て、自分の母親に「目標に向かって真っ直ぐ努力するのって大変だよね。」と呟いた時、母親はこう返しました。

「我々の様な小市民はあれよ、せめての精神よ!」

私は今40歳で退職直後な為、目標を早く見つけて真っ直ぐ努力しなくてはならないと思っています。しかしながら、焦ってはいても現状打破の糸口や結論には辿り着いていません。直感型でもありませんし、手放せない程に執着しているスキルや資格があるわけでも無いので、ここは一つ、「せめての精神」を積み重ねてみようと思いました。
或いは、「目標に向かって真っ直ぐ努力すること」と「せめて○○はしよう!」の2択、又は両採りをして、爆速も牛歩も織り交ぜることを前提にして考えてみます。

2.「今日は完璧な一日でした。」と言う日を増やしていく。

土砂降りの天気で暮れていく一日の終わりに、ヒロインが言った台詞です。その日に満ちていた衝動と感情を思い出し、

「今日は完璧な一日でした。」

と、言います。
予定通りでは無かった日、その中でもヒロインの気持ちを駆り立てて満たした感情があったことが、良く分かるシーンでした。
私もこういう気持ちで終わる日々を重ねたいと思いました。

3.「あ、カレーの匂い、、、」という瞬間に、自分の変化を俯瞰する。

話の序盤と終わりに登場する台詞が、
「あ、カレーの匂い、、、」
です。
小さな日常を感じる台詞ですが、そういう嗅覚や視覚を境目にして、自分史Before Afterを考えてみる時に、自分の感情も行動範囲も昔より広く豊かになっていたい、と思いました。

私の場合は、懐かしい匂いや景色でBefore Afterを感じることが出来そうです。
何処かで嗅いだ匂いや香り、そして場所は昔懐かしく感じますが、今居る場所は以前とは違います。あの頃は○○でしたが、今の私は☆☆です、という様に自分の変化を自覚して、自分を更新していきたいと思いました。

 エンドロールまで全て、愛おしい映画でした。
17歳と75歳の感情が通い合っている物語、そのど真ん中に自分が突っ立って観ているような感覚がありました。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?