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初めての台湾旅行 vol.3 美味しい台湾②


見ても食べても美味しい台湾

台湾は美味しいものがとても多い。前回の記事だけでは書ききれなかったので「美味しい台湾②」として、後編を。今回は見て美味しい、食べても美味しい台湾について。

【台湾ごはんで分かったこと】
 ・鼎泰豊はテーマパーク
 ・お茶が甘い
 ・小籠包には出会えない

※ 個人の感想です

故宮博物館

2日目の朝、故宮博物館へと向かった。台湾へ行くという話を周りにしたところ、みんなから「台湾といえば故宮博物館だよね」と言われていたからだ。それくらい台湾旅行では鉄板の場所なのだろう。目指すは白菜と角煮。目で見て美味しいスポットだ。

MRTの士林駅で下車し、そこからはバスで向かう。

白菜のキャラクターがいた

バスというと乗り方が難しそうなイメージがあるが、故宮博物館を通るバスは多いため難易度は高くない。ただ、順番待ちの列が見当たらないためバスが停車する度に色々な方向から人が押し寄せてくるのでちょっと戸惑う。

そして、故宮博物館に到着。

故宮博物館
空が綺麗

故宮博物館はフラッシュや三脚を使った撮影は禁止だが、基本的には写真撮影が可能だ。

1番有名な作品といえば翠玉白菜と肉形石なのだが、この2つは貸し出しが多く、故宮博物館内に置いてないことも多いそう。つまりあったらラッキーという代物だが…

翠玉白菜
肉形石

どちらも揃っていた。そして人だかりもなく空いていた。これはかなりラッキー!!!

どこからどう見ても本物なのだが、これが石で出来ているとは。特に角煮。ゼラチンのプルプルさが美味しそう。しかしながら、芸術を理解するのは難しい。

鼎泰豊

11時半、故宮博物館を後にした私たちは昼食を目掛けて歩き出した。目的地は鼎泰豊。そう、お昼ごはんで一番混み合うであろうこの時間に台湾で一番有名なお店を目指したのである。

「台湾の鼎泰豊は日本とは全然違う。美味しくて感動するから行くべき!」という前情報に背中を押されたわけだが、実は私は日本でも鼎泰豊を訪れたことはない。むしろ「えっ、鼎泰豊ってなんですか?読めない…あぁ、“てぃんたいふぉん“なんですね。有名なんですか?…えっ!日本にもあるんですか〜!」と返したくらいである。絶対相手に「こいつ大丈夫か」と思われた。比較対象がないのに感動できるかなぁと考えながら向かう。

店舗はたくさんあるようだが、淡水信義線で行きやすい中山駅の鼎泰豊三越店へ。前日台北101で鼎泰豊に並ぶ行列を見ていたため混んでいることは覚悟していたのだが…


130分待ち…!
(((ユニバ!ユニバと同じや!)))


2泊3日しかない私たちに並ぶ余裕はなく、あっさり諦めたのであった。今度行く時はオープン直後を狙うことにする。

川渝小吃坊

鼎泰豊を後にし、別の食事処へ向かう。鼎泰豊に入れないことも想定していたので移動時間でいくつかピックアップしておいたのだ。

その時見つけたのがこの川渝小吃坊というお店。鼎泰豊三越店から徒歩3分と近い。Googleマップによると四川料理とのことだった。「紅油抄手」というメニューの写真が辛そうで最高だ。私は辛さに飢えている。

大衆食堂っぽいお店

昼時ということもあり実は結構並んでいたのだが、鼎泰豊の行列を見た後では霞む。

注文は台湾でよく見る紙に個数を書くタイプ。YouTubeを見ているとYouTuberの方々が口を揃えて「紙に印をするので注文はめっちゃ簡単です!」と言っているが、全然簡単じゃないと思う。メニューが読めなさすぎて正直詰んでいた。

回転が早いため注文用紙を受け取った後の猶予があまりなく、とにかく焦っていた。ここに来る決め手となった紅油抄手と、もう1つくらい何か頼みたい。周りの人は一体何を注文しているんだろう?と前に並んでいた常連っぽい女性2人組の注文用紙を覗き込んでみる。

「お!!!」

彼女たちは私たちと同じ紅油抄手を選んでいた。きっと食の好みが同じに違いない。ということで、彼女たちの注文料理をまるパクりし、それが何かさっぱり分からないが重慶手工酸辣粉というメニューを注文することに。料理の辛さも選べるが、こちらも彼女たちと同じ中辛に。口コミでは中辛でも辛いと書いていたので期待。

席は基本的に知らない人と相席。同じグループの人と横並びで案内される。もしも前の席に異性のグループが座ったら合コンみたいだなぁと思った。

ここでも小菜を。

何か不明だがコリコリしていた

お箸と小皿、お茶はセルフで取りに行く。お茶の種類は2つあり、1つはジャスミンティーだった。私はよく日本のセブンイレブンでジャスミンティーを買っている。だからとても馴染み深い味がした。だが、問題はもう1つのお茶…。お茶はお茶なのだがとても甘い!台湾は甘いお茶が主流らしい。飲めなくはないが喉が渇く…。ここはジャスミンティー一択。

そうこうしている内に料理が運ばれてきた。

重慶手工酸辣粉

なるほど、重慶手工酸辣粉とは麺料理だったか。台湾に来てから辛い麺が食べたいと言っていたのだが、ようやく叶った。春雨のような見た目で恐らく芋の麺。フォーをもっとモチモチさせたような食感。スープは少し酸味がある。これはサンラータン!メニューが読めなさすぎて重慶〜の部分で読むことを放棄していたが、酸辣粉って酸辣湯でサンラータンか。ナッツが良いアクセントになっていて美味しい。

紅油抄手

そしてこちらは辛そうな見た目に惹かれて頼んだ紅油抄手。そういえば前日から同じ見た目のものばかり食べている気がする。後から調べてみると「抄手」とはワンタンのことらしい。毎日ワンタン生活…!台湾のイメージは小籠包だったのだが、実際は小籠包よりもこちらの方がメジャーなのかもしれない。ちなみにこれも辛くなかった。スープ系じゃないからか…?

そういえば周りのテーブルを見てみるとみんなよだれ鶏っぽいメニューを食べていた。もしや名物なのかも?とはいえ、今回はどれがその料理か分からないので頼みようがない。

もしこの記事を読んでこのお店に行ってみようと思う奇特な方がいれば、是非このメニューを試していただきたい。

次の記事は九份編▶︎▶︎▶︎

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小籠包には出会えない

台湾に来る前に見たYouTubeで「台湾に来て2週間経ちましたが小籠包はまだ食べていません」と言っている人を見ました。その時は「いやいや、まだ食べてないってどういうこと?食べるでしょう小籠包は」なんて思っていました。だって、台湾といえば小籠包というイメージだから。

でも実際台湾に行ってみると驚くほど小籠包を見かけませんでした。どこに行ってもあるものだと思い込んでいたので、「あれ?こんなに出会えないの?」とガックリしたくらいです。私が行った店にたまたまなかっただけかもしれません。でも、日本人が思っているほど台湾の人は小籠包を食べないのかもなと。

夜市では焼き小籠包や肉まんのように皮の厚い小籠包が売っているようですが、私たちに馴染み深いスープの入った小籠包は出会いにくい気がします。小籠包よりもワンタンの方が一般的なのかもしれませんし、私はワンタンの方が好きだなと感じた旅でした。

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