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あほやん 赤頭巾編(140字の小説)➕追伸

狼は狙っていた。
「あの女は赤い頭巾を被っているはずだ。必ず喰ってやる」
狼は女を狙った。

狼は、赤ずきんを被る女を待った
だが、誰も赤ずきんなど被ってはいない。
見えるのは黒い頭巾である。
「不思議だ、何故黒い頭巾を被っているんだ?
ところで、赤色ってどんな色?」
と、自問する狼がそこに居た。

追伸
調べてみると狼には赤色が見えないとの事でした。

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