この小説のテーマにコミニケーションを取る事の大事さがあります。
親子だから何も話さなくても解るはずだ! と思うのは大きな勘違い。
夫婦もそうです。言葉を出さないと解らない。
言葉は人間に与えられた特権と言って良い。
それを使わないのは、愚かな事です。
私の知っている焼き鳥の店主。一人で焼き鳥屋を営業しているのですが、
愛想なしで、私が初めて訪れた時に「いらっしゃいませ」の言葉も
無く。「注文品をこの紙に書いてください」
と、言われました。年齢は三十代だと思います。
なんとも、ぶっきらぼうで、これでよく商売できるな!
と、思っていたのですが、焼き鳥は旨い。
でも、二度目からは話す事が出来ました。
話し出すとそんなに愛想なしでは無く、良く喋ってくれます。
店主は、独身で彼女無しでした。