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あなたの人生を良くするかも知れない、物語思考の話

人生を成功させるためには良い物語が必要

「大きな目的や目標を達成するためには、周りの人達に共感されて、応援されたり、時には直接的に仲間になって支援されたり、」ということが不可欠なんじゃないかなーと思います。
無名アイドルが天下を取るために、ファンが応援して叶えていくみたいな話です。

もう少し具体化すると、この「共感→仲間・ファン化→目標がどんどんと近づいていく→しかし挫折で目標が遠くなる→また共感」というサイクルが大切なのではないかと思います。

こういうサイクルがグルグルと回っている話を、面白い物語というのだと思います。

この物語を作っていくという作業は、特別な人にだけ必要なわけではなく、ごく一般の人にも必要なことだと思います。仕事でも私生活でも何でも良いですが、小さくても何か達成したい目標というものが誰にでもあると思います。

それは出世したいとか、結婚したいとか、幸せになりたいとか、そういうものかも知れません。

目標が大きくなればなるほど、それを叶えていくのには時間がかかり、自分だけの力では挫折しそうになります。

しかし今は誰とでも繋がれる時代なので、一人で悶々と目標に向かっていくよりも、限られた時間の中でスピーディに自分の目標を叶えていくためには、どうしても他者に共感してもらって、応援してもらうということが大切になると思います。

では、どんな物語を作っていけば良いのでしょうか?

そのヒントを得るために、「今流行っている物語から考察していこう」ってことで、考えていくと、前一気観した鬼滅の刃と梨泰院クラスを思い出しました。

鬼滅の刃も、梨泰院クラスも主人公の境遇に強く共感して、天才的な才能を持つ人達がファンになったり、仲間になったりして、どんどんと自分の目標が現実的に近づいていくという物語的な面白さがあります。

またこの2つの物語には共通点がありました。

良い物語には、「誠実でまっすぐに目標に向かっていく主人公」がいる

鬼滅の刃も、梨泰院クラスも主人公がめちゃくちゃ誠実で、目標に向かってまっすぐと向かっていきます。

「鬼滅の刃」の主人公の「竈門炭治郎」は、これまでのジャンプの主人公では考えられないくらい常識人だし、何よりも滅茶苦茶優しくて、悪い鬼も「もう、いいじゃん」って言って命を断つことまでは望んでいないのですね。

そんな彼が鬼と戦う理由は宿敵によって鬼にされてしまった妹を人間に戻して救うことであり、その夢のために、自分の気持ちを押し殺して頑張るわけなんです。

なんか、「炭治郎くん可愛いー」って声が聞こえてきそうな、女性の受けが良さそうなキャラクターだなと思いました。

一方、「梨泰院クラス」の主人公、パク・セロイ「自分の信念を曲げられない」という性格で、その性格によって高校でいじめを起こしていたクラスメイト(大企業「長家」の会長の息子)を殴り、そのせいで父親は会長の元で働いていたため職を失います。

父親が再起をかけて小さな飲食店をやろうと頑張っていた時に、会長の息子が父親をひき逃げして、会長はそれを権力によって、もみ消します。

会長一家によって、父親を失った主人公は人生のどん底に叩き落されて、「父親のために、長家を超える企業を作って復讐してやるー」って話です。

主人公はずっと孤独で、理不尽な出来事の連続の中でも、自分の中にある信念を原動力として、目的を果たすために、まっすぐ努力する姿に、「こいつかっこいいなぁ」と母性本能を鷲掴みにされる人が多いんじゃないかなーと思いました。

炭治郎もパク・セロイも、とても辛い境遇があります。
しかしその境遇に打ち負かされるのではなく、何とか自分の運命に抗いながら、自分の目標を達成しようと血の滲む努力をしながら、時には絶望しながら、少しずつ前進していきます。

一貫して目標達成を狙い、頑張る姿が人々の胸を打ち、共感し、応援したくなるのだと思います。

目標を叶える手段を状況に応じて変えていくことは大切だと思いますが、人々の共感を得るためには一貫とした目標を持ち続けて試行錯誤していく姿を見せ続けることが大切なのだと思います。

良い物語には、「皆が倒したい」と思う魅力的な敵がいる

鬼滅の刃であれば、「鬼舞辻無惨」、梨泰院クラスであれば、「長家の会長であるチャン・デヒ」という、皆が「こいつ倒してぇー」と思える敵が出てきます。

主人公の目標が近くなってきたと思ったら、主人公を倒すために障害を与えてきて、邪魔をします。

しかし、敵の邪魔が入る度に、主人公は考えて行動をし、どんどんと強くなって、敵を倒していきます。

敵がいるからこそ、主人公は成長をして、どんどんと不可能だと思っていた目標が近づいていくという構造です。

現実世界も同じで、自分の目標に対して反発してくる人や出来事があるからこそ、「自分の目標は、挫折や困難を乗り越えてでも達成したいものだっけ?」と自問自答したり、相手を打ち負かすための作戦を立てたり、協力を仰いだりと、どんどんと目標が研磨されていって、自分自身の行動や能力に反映されていくのだと思います。

困難の少ない人生の方が良いというのは半分間違っていると思っていて、困難があったからこそ、その後の人生は、ほとんどの困難が困難であると感じないようになっているのだと思います。

じゃあ、自分の物語はどうやって作るのか

まだまだ考察中ですが、今の自分の考えを書いていきます。

例えばあなたは、「未経験のエンジニア志望者」だったとします。
立派なエンジニアになって、世の中に自分のITサービスを出すということが目標です。

夢のエンジニアになるために、プログラミングの勉強を日々やっていったとしましょう。ただ、黙々と一人で勉強しているだけでは、認知されていないので、誰からも共感を得られません。

自力で勉強をするよりも、先輩エンジニアから教えてもらったり、仲間に応援されたりしながら勉強をする方が、モチベーションが保てて、長続きすると思います。また、応援をされれていることで自分の行いに強制力が働き、挫折する可能性が減ります。

そこで、私であれば毎日の学習状況と学んだことを日々、同じ時間に発信します。最初は無関心な人が多く、誰からの反応も得られないでしょうが、日々同じ時間に投稿がされることで段々と認知されてきて、少しずつ反応がもらえるようになると思います。

余談ですが、You Tuberは毎日、同じ時間に自分の動画を投稿することで、「この時間は自分の動画を見てもらう」という習慣を作る狙いがあるようです。

ともかく、ここでは一貫性が大切です。
焦らず、自分の目標を叶えるために、淡々と自分に出来ることをやって、発信していくのです。そうすることで、少しずつ自分の目標に共感してもらえる人を増やし、その中で得られた教訓や感情を発信に載せることで、ちょっとずつファンにしていくのです。

実際の会社での働き方も同じことだと思っていて、自分はずっと自分のサービスを創って、世の中に広げていきたいっていう目標を社内で言い続けています。

言い続けるだけだと絵に描いた餅なので、その目標に向かって必要なことをリストアップして、一つ一つ達成をしながら、コツコツと上司にアピールをしています。

自分が感じるのは、言動が一致し、一貫して目標に向かっていく姿が見えると、「どうも応援しなくてはいけないのでは」という感情が芽生えてくるということです。

私自身も毎日毎日、愚直に目標に向かって頑張っている姿を見ると、なんか少しでも応援しないといけないのではないか?という選択に迫られる感覚を覚えたことが人生の中で何度もあります。

また挑戦の中で絶対に困難や挫折というあなたの物語の敵が現れると思いますが、それは隠すものではなく、共有して、一緒に戦うものだと思います。

困難や挫折といった敵はスパイスであり、あなたの物語を面白くします。

今後、同じような敵が現れて挑戦を諦めてしまう人が出てこないように、経験談は発信していくべきだと思います。仲間がいればきっと知恵を貸してくれます。

その中で生まれた一体感によって、また新たな共感者を生み、あなたの挑戦を応援する人がどんどんと増えていきます。

だから、敵が現れても慌てずに、心の中で「来たー」って思えるくらいになると、その敵は自分をとても大きくしてくれる糧となると思います。

あなたの挑戦が皆に応援されることを願っています!

また技術ブログも運営しています。

とあるエンジニアのエソラゴト

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