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行政書士を目指す友人、人生の無駄の無さについて

昨日、大学以来の友人と、仕事終わりに合流して晩御飯を食べた。
晩御飯とは言っても、バーガーキングに行くというアメリカンスタイル。
最初はサイゼリヤに行く予定だったが、金曜の夜は混みすぎていて、とても一時間待ちではおさまらない雰囲気だったのでやめた。

その友人とは、長崎にある大学で、同じ演劇部に所属しようとする際に出会った。
演劇の役者や、演出家としても、表現者としてかなり尖っており、周囲が引くような表現やスタイルも平気で好んでいた。
昔から、いわゆる普通の道を歩もうとするタイプではなかった。
大学時代は、嫌いなものは嫌いとはっきり周囲に公言し、場を凍りつかせることもしばしば。
そりゃ本人的には嫌いなんだろうけど、空気を読まずに、それ言うかということを思ったこともあり、そんなスタイルを羨ましくも感じたことがあった。
自分が、これまで出会ったことないタイプの人間だったため、かなり興味深かったし、なんやかんや仲良くなった。
良くも悪くも自分に正直な人だ。

そんな友人は、大学を卒業後、そのまま就職をしないで、フリーターとして働きながら演劇の道へ。
上京して、俳優事務所に所属するも、いろいろ苦労を重ねてうまくいかず、退所。
それからは、ゲームセンターの技術職、コールセンター、カメラマン、ノートセミナー講師と、職を転々として、
いまは、なんと、行政書士になろうと頑張っている。
本当に紆余曲折だと思う。

先日、年に一度の行政書士の試験が終わったそうだが、自己採点では間違いなく合格したという。
毎年、合格率が1割にも満たない試験だが、ストイックに勉強をしていたので、合格も不思議ではないと感じた。
勉強は、半年間、毎日3時間以上を継続し、
好きだった、アルコールやゲーム、散歩やライブまですべて封印して、勉強を継続したという。
努力の人だなと思う。

行政書士としては、個人事業主として開業するらしく、これまで経験してきた
・カメラマン
・ノートセミナー
・コールセンター
などの経験を活かし、
終活セミナー講師、遺影カメラマンを兼業した、新しいスタイルの行政書士を目指すらしい。

話を聞いていて、何だか、人生って面白いし、無駄なことなど一つもないんだなと感じた。
そんな彼も自分も、もうアラフォーという年代だが、いつまでも停滞することなく前に歩み続けている姿に刺激を受けた。

自分も、これまでの人生で培ってきたもの、経験してきたこと、これから学ぶことを合わせて、新しい価値を世の中に提供していこうと思う。

そんなことを考えた、バーガーキングの夜だった。




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