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技術士を20代で取る勉強法

1. はじめに


技術士という資格はご存知でしょうか?
この記事へご訪問いただいてる方は、ご存知の方ばかりかと思料します。

技術士という資格は、「技術士(●●部門)」というように、「技術士+(部門名)」を表記しなければなりません。すなわち、技術士はその部門のエキスパートである証明と言っても過言ではないと思います。

私は、建設部門の技術士です。28歳で、一応独学、1発ストレート合格しました。
建設部門、特に建設会社勤務では、40代や50代のおじさん達が、3回も4回も受験して、ようやく合格するパターンが多いみたいです。

技術士を取得したことで、20代若手社員であっても、おじさん達はしっかり意見を聞いてくれるようになりました。さらにステップアップの転職にも繋がり、自由な世界へのチケットのような感覚すらあります。

20代で、技術士は取得できます。そして、その意味はものすごく大きいと思います。ここでは、私の勉強方法を紹介します。皆様の参考になりましたら、幸いです。

2. 技術士試験について


私がとやかく解説する必要はありません。
術士試験の概要、受験資格、申込方法は、以下の公式ページを見てください。

同ページによくまとまっている資料がありましたので、貼っておきます。

私は、経路②で受験いたしました。

3. 技術士一次試験の勉強


あいにく、私の大学は「指定された教育課程」通称「JABEE」ではなかったので、社会人1年目22歳で、この試験を受け合格しました。
(ちなみにこのJABEEは、大学4年間でしっかりレポートを書く大学でないと指定してもらえないらしいです、、、)

正直、試験免除とならず、受験申し込み時は、母校を恨みましたが、3日の勉強で何とかなったので、良しとします。

内容は、大学の中間・期末テストのような内容です。
やることは、一つ。以下から、受ける科目の過去問を5年以上やってください。
3日あれば、余裕です。おそらく、掲載されている全年度できます。
有料講座は必要ないと、私は考えます。
数年分やればわかります。同じような解法で何とかなる問題の繰り返しです。
どうしても解説が欲しければ、親切なyoutuberさんもいますので、検索してみましょう。大学の教科書も使えます。中古の書店で1冊見てもいいでしょう。それ以上お金をかける必要はありません。


4. 技術士二次試験(筆記試験)の勉強


技術士試験、一番の鬼門です。おじさん達は、この試験を何回も受けています。
しっかりと適切な対策が必要と思います。

試験は、自分の専門分野について、丸一日論文を書き続けるといったものです。
お題に対して、どういう問題があり、どうやって対応するかをひたすら書き続けます。

アウトプットの練習はある程度必要と思いますが、普段の業務や、これまでの(学生時代の)論文執筆経験でもある程度カバーできるのでは?と思います。が、即興でトレンド(政策)に合わせた解決策を書く必要があります。

具体的なテクニックはその道のプロが色々と講座や塾を開いています。
私は、受験前の1年間のみ、以下のサービスに登録し、情報収集をしていました。

あと、私の専門は、「港湾及び空港」でしたので、MLITのHPから政策なんかもたまに読んでいました。

以上のようなテクニックはさておき、私の思う、この筆記試験の重要事項を書きます。

「問題」と「課題」の違いを明確に理解する
試験問題では、「〜〜〜について課題を抽出し、その解決策を示せ」の旨の出題が多い。おそらく、技術士試験における、この「課題」について勘違いしている人が多い気がします。課題=taskであり、problemではない。

「近年の担い手不足」を例にすると。
「担い手不足により、仕事が捌き切れない」ことはproblem(問題)である。
この問題について、「担い手を増やす」ことや「生産性を上げる」ことが課題(task)である。このtaskを行うために「外国人を雇う」や「ICT導入」をして、課題解決とする。

この、課題の意味合いをしっかりと理解して、回答しないと、論文を書いている途中で迷子になってします。しっかりと把握しましょう。

とりあえず、知ってるキーワードを入れまくる
採点は、加点方式らしいです。最新キーワード、政策に出てくる文言を、思いつく限り、回答用紙にぶち込みましょう。そのためには、キーワードの意味をしっかり理解する必要があります。でも、理解があってるか不安だから書かないはナンセンスだと思います。時間も回答スペースも十分あります、気持ちで勝負、恐れずぶち込みましょう。

(時間が足りないという人がいますが、全然足ります。20分余りました。トイレにもいきました。余裕です。)

書き出す前に構成を考える
論文試験では、基本だと思いますが、どの順番で、どこに、何を、どんな分量で書くか、書き出す前に考えましょう。具体なやり方は、上記リンクのサービスで丁寧に記載があります。丁寧なyoutuberもいますので、見てみてるといいかもしれません。

私が実際に目を通した書籍を紹介いたします。ぜひ、一度手にとって確認されてもいいかと思います。

・「合格指南」シリーズ

・「国土交通白書の読み方」シリーズ


5. 技術士二次試験(口頭試験)の勉強


最後の試験です。緊張します。練習あるのみです。会社の先輩や、友人に面接官をしてもらい、ひたすら練習しましょう。

私は、3回ほど模擬練習をしました。
会社での模擬面接と、以下サービスにお世話になりました。

APEC-semi模擬面接

全国どこでも模擬面接(口頭試験) - 若くして合格!

私は、表現の仕方をそれぞれ変えて、模擬面接に挑みました。
(準備する内容は同じで、話方や言い回しなんかを変えてました)
模擬面接官の反応や、レビューを参考に、本番の準備をしていました。
(やりすぎで怒られもしましたが、、、)

面接内容については、日経のサービスも参考になりますし、APEC-semi模擬面接を申し込み時にもらえる丁寧な資料も役立ちます。

本番で緊張して硬直しないよう、対策が必要ですね。

6. さいごに


技術士は20代で取れます。そして、20代で持っていることに意義があります。
自信が付きます。そして周りからの目が変わります。望めば、年収もあげられますし、キャリアアップもできます。
今の自分に満足してますか?
何があっても食べいける自信がありますか?
やりましょう。やっちゃいましょう。周囲のおじさん達は放っておいて、自信みなぎるスーパー技術者になっちゃいましょう。

参考になるアドバイスができるかはわかりませんが、相談があればのります。
コメント欄にお願いします。

私も更なるキャリアアップを目指し、自己研鑽を続けます。

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