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花火と鉄道を撮る!

打ち上げ花火。

既婚者なので「奥さんと行くの?」なんて聞かれますが、妻はタイミングが合わず今まで基本的に1人で行っています。普通に花火を撮るだけならもっと上手な人が沢山いるし、どうせなら自分が好きなものと組み合わせて撮りたい……そんなわけで花火鉄をはじめました。

一般に花火と鉄道を組み合わせる場合、下記のような課題があります。
①列車と花火が双方バランスよく映るポイントを見つける
②花火撮影では長秒露光や比較明合成が多用されるが、列車が動いている場合使うのは簡単ではない
③1人で何やってるんだという寂しさとの戦い

まず、①列車と花火が双方バランスよく映るポイントを見つける、について。これは花火情報サイトに書いてある打ち上げ場所情報とgoogle mapを使いながら根気よく探すしかありません。

こちらの写真は「なにわ淀川花火大会」で撮影しました。撮影地は花火打ち上げ場所を確認→近くの線路の位置を確認→良い感じの立ち位置を事前(ここまでgoogle map)→確認列車の背後に花火が上がるように距離感を調整(これは現地)という流れで決定。立ち入れる場所であるか、鉄橋の周りの障害物がないかなど、場所選びは総合的な判断が必要です。

②花火撮影では長秒露光や比較明合成が多用されるが、列車が動いている場合使うのは簡単ではない

花火撮影では花火が上がってから消えるまで、さらには他の花火と組み合わさるまで、長時間露光や比較明合成での撮影をすることがありますが、動いている列車と撮る場合その方法は使えません。列車が止まるギリギリのシャッタースピードまでしか下げられないので、花火が沢山あがった派手な瞬間を狙います。先程の淀川花火大会の写真も花火の派手な瞬間と列車が奇跡的に重なった1枚です。

あるいは、止まっている列車であれば、長時間露光を使うこともできます。長時間露光の時は花火が想像以上に明るいので、マイナス補正(私なら-2~3)して撮影しています。 

こちらは伊賀鉄道にて運行された花火鑑賞列車の様子。しばらく停車するので、長時間露光可能です。

動いている列車で長時間露光や比較明合成をしつつ鉄道感を出す場合、駅を写す、線路を写すなどの工夫が必要です。

③1人で何やってるんだという寂しさとの戦い、については慣れです(笑)

花火と鉄道はチャンスの少なさから上手くいかないことも多いだけに、思い通り撮れた時の喜びは飛び抜けたものがあります。花火のときは、増発列車も良いですが、花火と鉄道を組みあわせた撮影もぜひチャレンジしてみてください。

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