OM-D E-M1 markiiiの良さを語る-高性能マイクロフォーサーズという選択肢-
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ここ最近お気に入りで、ほぼ毎日のように使っているOLYMPUS(OM Digital Solutions) のOM-D E-M1 markiii。買ったのは今年の10月頃なので、2ヶ月ちょっと経過しました。今回は、私が今まで使ったカメラの中でもトップクラスで気に入っている、E-M1 markiiiについて語るnoteです。
かつてのマイクロフォーサーズのイメージ
かつて私はマイクロフォーサーズを一旦持って手放したことがありました。まず買ったのはOLYMPUSのPENの初代か2代目あたり。その時の印象は「色は悪くないけど、画質と使い勝手がイマイチ」というものです。それから時が流れ、サブとしてLX100も買いましたが、このカメラにはレスポンスの悪さという致命的な弱点がありました。どうもマイクロフォーサーズは何か合わない、そう思っていた時に出会ったのがE-M1/OM-1シリーズです。
もはやマイクロフォーサーズ=低画質という時代ではなかった
いきなりM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROやM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 PROのような画質自慢のPROレンズを揃えたからかもしれませんが、初めて撮った瞬間から衝撃を受けました。小さなセンサーでこんなに描写できるものなのかと。特に濡れたアスファルトのような、凹凸のある被写体の立体感は絶品でした。
基本に忠実
OLYMPUSのカメラを一言で表すなら「基本に忠実」だと思います。周辺までシャープさをキープするレンズは言うまでもないですが、強力な手ぶれ補正やライブコンポジット、ライブNDのような飛び道具的機能も、あくまで写真の技法を簡単かつ高度にできるようにするための機能です。基本がきちっと高いレベルでできるからこそ、安心感のあるシステムに仕上がっています。
コンパクトさも武器
マイクロフォーサーズの武器として、コンパクトさが挙げられます。これを言うと、SIGMA FPやSONY α7Cも小さく軽いではないか、という声が聞こえそうです。確かにそれはその通り。ただ、私の場合は鉄道という動体を屋外で狙うので、メインカメラには連写、高速AF、手ぶれ補正、バッテリー持ち、防塵防滴など求めたい機能が多いのです。さらに、ズームレンズ派なので、できればズームで撮影したい。この辺りを満たせて軽やかに持ち運べるカメラと考えると、やっぱり小フォーマットの強みが出てきます。
実はバリアングル使いやすい説
バリアングルと聞くと二言目には光軸が……という方は沢山いるんですが、ライカに対して「レンジファインダーは光軸からズレている」という指摘はだいぶ少なくなります。光軸はそんなに大事なのか?というと、単にバリアングルという新しいものに慣れていないだけな気もしています。正直、富士フイルムのX-Tシリーズのような多軸チルトがベストである気はしますが、チルトよりも好きな角度を選べるバリアングルも決して悪くない、というのが使ってみての感想です。視点の自由度の高さは写真表現を豊かにしてくれるので、あって良かった機能だと思います。
ボケにくいメリット
マイクロフォーサーズを積極的に選ぶ理由としてよく挙げられるボケにくさ。実際、F2.8やF4でもあまり大きくはボケません。私個人の場合、メイン被写体は奥行が長い鉄道車両なので、被写界深度はある程度欲しい場面が多く、ボケないことは有利にはたらくことが多いです。フルサイズでも絞ればパンフォーカスにできるのはその通りなんですが、あまり絞ると回折や露出低下が気になってきます。その点、マイクロフォーサーズならば回折を気にしなくて済む程度の絞りでも被写界深度を十分稼げます。
最後のひとこと
色々書きましたが、ギリギリ毎日持ち歩けるサイズで高画質を叩き出せるカメラ、というのが素直な感想です。カメラ自体は非常に真面目な作りで、出てくる絵も比較的真面目だからこそ、撮り手が意志を持てばそれにハイレベルに応えてくれる、そんなカメラだと思います。
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