takai__yoshiko

入社→non-no→BAILA→éclat→Marisol→non-no副編→BAIL…

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入社→non-no→BAILA→éclat→Marisol→non-no副編→BAILA副編→ @BAILA編集長→yoi編集長(←今ココ)。 yoiは2021年にスタートした集英社のウェブメディアです。noteでは日々の編集長業務を綴ります。

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自己紹介① prologue

集英社で編集者として働き始めて、今年で27年目です。入社後、主に女性ファッション誌の6職場を経験(うち2誌は2周目)。 本日から7職場目、「yoi」という21年にスタートしたオンラインメディアの編集長に就任いたしました。「yoi」は20代後半~30歳前後の世代に向けて「心・体・性」のウエルネスを提案する、新時代のメディアです。 このnoteでは、自分が編集者として何をしてきたか、そして、これから何をするかを、リアルタイムでお届けしたいと思います。 編集者やライターを目指す

    • 異動から半年間でやったこと振り返り

      月に1~2度は更新、と思っていたnoteがすっかり滞ってしまいました。いわゆる3か月坊主…とはいえ、noteにしか書かないことを書いてるので、細々と続けます! 6月の「yoi」編集長着任から半年、11月までが上期で、12月からまた下期が始まります。上期にやったことといえば、 ・媒体の核であるミッション・ビジョン・ヴァリュー・コンバージョン、ペルソナのリニューアル、決定と共有 ・定期的な定性調査、定量調査の実施、共有、新規媒体資料の作成 ・全体の実務フロー構築、スタッフ

      • ジレニアル世代とは何か

        竹田ダニエルさんをご存じですか?「yoi」でも連載をしていただいているのですが、なにより「群像」の連載をまとめた初の著書、「世界と私のA toZ」が素晴らしかった!私も見事な世代論に心奪われた一人です。 著書の中で、93年から98年生まれ前後を「ジレニアル世代」とする記述が出てきます。ミレニアル世代でもZ世代でもない世代、とのこと。 いまちょうど20代後半~30歳前後のオーディエンス向けにコンテンツを作っている「yoi」の編集長として、とても腑に落ちるものがありました。

        • メディアにおける「いい写真」って?

          6月に就任したオンラインメディア「yoi」にも触れつつ、今日は写真のお話を。 「yoi」は「心・体・性のウエルネスメディア」を掲げて、現在リニューアル中です。コンテンツは9月公開分から反映され、サイトの見え方は早ければ秋深まるころにリニューアルが反映される…という希望を出しているところ(これが変わらないと変わった感が見えにくいのですが)。 「yoi」の読者は、主に20代後半から30歳前後の女性です(※と、いっても年齢性別問わず読める記事が多いです。メンタルヘルスの記事

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        自己紹介① prologue

          マンガに挑戦した話。

          @BAILA編集長時代、未知の世界にチャレンジしました。マンガです。 きっかけは、某出版社の女性誌メディアがマンガをはじめており、ヒット作も輩出していたこと。 さらに、「30代~40代の働く女性(@BAILAの読者層)が主人公のリアルなマンガがない」という声もあったことです。 21年の組織体制変更(自己紹介⑤参照)直前からマンガ進出の話は出ており、そのタイミングでやるのかやらないのかは、編集長職に就いた私が決定することに。 編集長の大事な仕事のひとつ、それは新しいことを始

          マンガに挑戦した話。

          You Tubeに参戦した話。

          この1週間で、たくさんの方が記事に「スキ」を下さったり、フォローをしてくださいました。記事をご紹介くださった方もいらっしゃって、本当にありがとうございます! じつは、このタイミングで編集者ポリシーを2回に分けて書こうと思っていたのですが、やはり紙生まれ紙育ちのデジタルへの挑戦エピソードは、皆様にも興味深いのだなと…。 ということで、今回は@BAILA編集長時代、2022年4月に始めたYouTubeのお話をします。 スタートしてみて私を悩ませたのは、編集長として致命的なこ

          You Tubeに参戦した話。

          自己紹介⑤出版社デジタル媒体の編集長に就任して。【2021年~2023年】

          2021年6月、「@BAILA」の編集長に就任しました。このタイミングで「マリソル」はECブランドになり、「セブンティーン」も本誌は季刊で出版しつつメインはデジタルに移行。 そのほかの雑誌もプリントとデジタル2名の編集長体制となり…と、入社して四半世紀を経た私にとっても、いまだかつてない大規模な組織改編でした。 就任した翌月に、デジタルの新体制の方針を発表。その中でも、デジタルにおける編集者の仕事を明文化しました。たとえば ▪️コンテンツを作るだけでなく、届けるまでデザイ

          自己紹介⑤出版社デジタル媒体の編集長に就任して。【2021年~2023年】

          自己紹介④紙からウェブへパラダイムシフト。副編集長時代【2016年~2021年】

          新人時代を過ごした部署は、やっぱり愛があるものです。約10年在籍していた雑誌「マリソル」の対象年齢は40歳、「ノンノ」は20歳。ノンノが好きという気持ちには変わりがないし、焦ることもなく、むしろフレッシュな気分。通常の異動ととくに変わりない、という認識でした。 ところが、副編集長として最初の会議に出席した時のこと。会議で飛び交う用語がちっともわからない…のです! 異動先の読者像・専属モデル・広告など、媒体としての現状を「中の人」として把握し、進めていくことは通常業務。しかし

          自己紹介④紙からウェブへパラダイムシフト。副編集長時代【2016年~2021年】

          自己紹介③新雑誌創刊~30代編集者の苦悩【2004年~2016年】

          バイラが好きだった私は、31歳にして突然「50代向けの雑誌準備室に異動」と言われて目が点に。当時は40歳以上がターゲットのいわゆるファッション誌は、メジャーではありませんでした。 今となってはすてきな大人の女性の存在は顕在化していますが、当時は「50代」といわゆる「女性誌」の世界の接点が、まだ存在していなかった。 忘れられないのが、とある社外スタッフのかたに異動を伝えたときに、「50代向けの雑誌って、オムツの広告とか入れるの?」と聞かれたことです。いま49歳の私は「そんな

          自己紹介③新雑誌創刊~30代編集者の苦悩【2004年~2016年】

          自己紹介②集英社に入社するまで~ファッション編集者時代【1996年~2004年】

          私は幼いころから本が好きでした。今思うと、70~80年代の子どもの娯楽って、かなり限られていたがゆえかもしれません。本かマンガかテレビか、の3択。本が好きだから出版社に入りたい、というごくシンプルな動機で就職活動を始めました。 志望書で覚えているのは、「私の原点は『ロビンソン・クルーソー物語』です」と書いたこと。 その原点とは小学校低学年、初めて『ロビンソン・クルーソー物語』を読んだ時に遡ります。ロビンソン・クルーソーが無人島で、亀の卵をゲットして食べた、というエピソード

          自己紹介②集英社に入社するまで~ファッション編集者時代【1996年~2004年】