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僕らはそれを卒業と呼ぶ。

年末に近づくにつれ、世間も慌ただしくなってきました。
新しい年を迎えるためにみんな少しずつ準備をしている感じがしてきました。
今月Nadia株式会社を卒業するメンバーが何名かいます。
転職する人もいれば、世界一周という夢を叶えたいという人も。
毎日顔を合わせていたメンバーがいなくなるわけですから寂しい気持ちがないと言うと大嘘になりますが、僕はメンバーがNadia株式会社を卒業することはネガティブに捉えていない。
Nadiaで経験したことがあったから他にやりたいことが見つかったり。
お金が貯まったので夢を実現させたいと思ったり。
人間がそんな風に考えることは当たり前だと思う。

自分もそうだ。
新卒で入社したソニー・ミュージックエンタテインメント。
元々音楽が好きで好きなこと以外やりたくないという浅はかな学生の考えだった。
運良く入社させていただきましたが、仕事をしているうちに好きなことを仕事にするんじゃなく、業種や業態は何でもよくて…仕事を通して成長したい、仕事を通して貢献したい。
「つまり起業したい!」と思って卒業させていただいた。
もちろん当時の上司先輩方は大変驚かれたが、礼節と仁義を尽くして卒業させていただいた。
15年経った今でもゴルフや飲み会にも参加させていただいたり、本社にも年に何回かは伺っている。
その後、起業準備のために転職したリクルートでもそう。
実は一昨日も上司や先輩と一緒だった。笑
色んなアドバイスをいただいたり近況報告したり。
ずっと戦友だ。

ソニー・ミュージックエンタテインメントやリクルートを卒業することは、僕が起業したかったからだ。
起業したいという想いは誰にも止められない。
しかし、一度お世話になった会社。
卒業させていただく時も綺麗に卒業させていただいた。

弊社も中途入社の社員がほとんどだが、新しく入社が決まった方々には「必ず円満退職をしてきてください」と伝えている。
前職はその人の過去であり、縁であり、土台である。
それをぞんざいに扱ってしまえば、自らの過去を否定してしまうことになるからだ。
幸いにも皆さんきっちりそれを守って来てくださる。
ということもあり転職者に入社を急がせることもしない。
現職の上長の方と納得いくまで話し合っていただきたいと考えています。

今回卒業するメンバーもNadia Partyなどの大仕事もきっちりやってくれました。
非常にありがたいと思いますし、嬉しい。
その仕事は全員が見ていたし、感謝しているし、次に繋がる仕事だろう。
その素晴らしい過去をひっさげてメンバーたちは次のステージに向かうのだろう。
そしてまた次のステージで偉大な仕事を成し遂げて、夢を叶えていくのだろう。
そんな彼女たち彼らを僕は何年経っても応援し続けたい。
そしていつかまた働けたらそれ以上の幸せはない。


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