見出し画像

現代女性は生理の回数が戦前女性の9倍に増えている!?

こんにちは(*^^*)

昨日NHKで21時からやっていた「ジェンダーサイエンス(2)」をみて興味深い内容が紹介されていたので、今日はそのことについて書きたいと思います。

日本では「生理」の話題は、タブーとされているような風潮がなんとなくありませんか?

ドラッグストアでナプキンを購入した際も紙袋で見えないようにいつも店員さんが包んでくれます。

日本では、平安時代には既に「生理=穢れ(けがれ)」とされて、生理中の女性は行事には参加ができなかったという記載が残っているそうです。

日本で生理の話しがタブーとされているのは、歴史的な背景もあるのでしょう。

一方海外(今回取り上げられていたのはブラジル)では、高校生くらいの孫と祖父が生理に関する話をしたり、ナプキンを購入した際も特に紙袋に包まれることがないとか。かなりオープンなのに驚きました( ゚Д゚)

生理前、生理中の体調不良は人によっても個人差があって、軽い人は特に気にならないという人もいれば、重い人は寝込んでしまうという人もいます。女性同士でも症状がそれぞれなので、完全に理解するのは難しい。

症状が重い人にとっては、仕事のパフォーマンスにも大きく影響を及ぼす大きな問題だと私は感じています。

自分自身は症状がめちゃくちゃ重いというわけではないですが、特に1日目の腹痛や体調不良はつらいと感じることが多く、婦人科を受診したこともあります。また、生理がくると常備している痛み止めを飲んで仕事をしていました。

なかなか、上司に「今日は生理でつらいので、この仕事は難しいです」と言うこともできませんし、女性側からも言いづらいと思います。

ただ、男性は「自分には関係ないことではなく、女性には周期があって、人によっては仕事に影響するほど辛い人がいる」ということを知って、配慮を少ししてあげるだけでも、女性の働きやすさは改善されると思います。

さて、タイトルにある通り現代女性の生涯の生理の回数は戦前の女性の約9倍に増えています。びっくりですよね!?

現代女性 450回

戦前(成長過程にある国など) 50回

回数が増えた理由は、現代女性は戦前や成長過程にある国などに比べて、初経(初めての生理)がくる年齢が早まったことに加え、初産の年齢が上がり、さらに生涯に産む子供の人数が減ったからです。(女性は妊娠すると生理がとまり、さらに授乳中も生理が来ない。)

※戦前は1人の女性が6人くらい子どもを産む人が多くいましたが、現在の平均は1~1.5人となっています。

環境の変化に人類が生物学的に対応していける体になるには、相当な時間がかかります。かといって、早く結婚して子どもを6人以上産むようなライフスタイルに戻ることも現実的には難しいです。

そのため、現代女性は生物学的に想定されていない回数が増えた生理と上手く付き合っていく必要があります。

起き上がれない程つらい人や、仕事に支障をきたしてつらい思いをされている方は、我慢せずに病院を受診されることをオススメします。

今は、薬や漢方など症状に合わせて処方してもらえて、症状が随分と楽になりますよ。

今日の記事は女性はもちろん、男性の方にも読んでもらい、少しでも社会全体として今まで「タブー」とされてきた生理について理解が進むと嬉しいです。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

キンドルで本も出版しています↓↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?