#4 塾の種類と塾選び(前編)
皆様、こんばんは、yasuchinです。オミクロン株…スゴイですね…。先日の記事で私の職場の現状のお話をしましたが、その時からしても日を追うごとに悪化がみられますね。私の職場は一応、落ち着き、ゾーニングなどが一部制限解除となりました。でも、まだまだ、しばらくは……ですね。
さて、今日のテーマは中学受験シリーズの4回目、「塾の種類と塾選び」についてお話したいと思います。いよいよ、もうあと5日ほどで、東京都内の私立中学の受験が始まります。受験生も今のこの状況は親も含め気が気でないと思います。全力を出して臨んでほしい一方で、感染予防対策という受験以外のところにも十分気を付けなければならない。本当に体力・精神力ともに大変な状況と思います。
どうか、無事に目指すべき学校の受験を終えてほしい、そして合格という良い結果を願うばかりです。
今日は、前回からの流れで「塾の種類と塾選び」ということですが、あくまでも私の経験からの主観が大いに含まれます。これから中学受験をお考えの方や、今すでに受験を目指している方に、ひとつの参考にでもなればと思っております。よろしくお願いします。
※前回の内容をご覧になっていない方は、よろしければこちらどうぞ。
◆塾の種類
私が塾講師をしていた十数年前からすると、細かな塾の内容というか、授業スタイルみたいな点においては多様化が進んできたように思います。自宅にいながらでの通信授業は当たり前で、スマホを使って好きな時間にいつでも授業が聞けたり、繰り返し見ることができたりします。動画サイトでは個人ユーザーが入試問題の解説や、各教科、単元ごとに解説を行う動画もとても多くなってきています。
時代が進み多様化のみられるところではありますが、今回はいったんその点については置いておき、まずは主流の塾の種類からお話します。
塾の種類は大きく2つに分けることができます。それは…
「集団指導塾」と「個別指導塾」です。
1⃣「集団指導塾」について
塾の中でも一番、オーソドックスな形態です。中学受験の場合、塾の内容にもよりますが、学力別や志望校別などで1クラス20名前後での授業を展開するところが多いのではないでしょうか。私も塾講師時代は1クラス最大24~25名で授業をしていました。
私の勤めていた塾では、学力別で1か月半に一度ぐらいで塾内のテストがあり、点数によってクラス分けが行われていました。下のクラスになると一人ひとり、理解に時間がかかる場合が多く、丁寧でゆっくりとした細かい指導が必要になります。したがってクラスの人数も10名前後でした。
塾の規模によっても差はあると思います。大手のネームバリューのある塾ではなく、地域に根差した中堅どころの個人経営塾などでは1クラスが初めから5名~10名といったところもあるでしょう。
集団指導塾をクラスの人数という視点で見ると以上のようなことが言えると思いますが、これをさらに細分化すると授業の内容やカリキュラムによってその特性が分かれてきます。いくつか大まかではありますが例を挙げてみます。
① 大手進学塾:経験と実績から練られたテキストやカリキュラム。中学受験に向けてのあらゆる情報が集まる。教科別の講師陣がそれぞれの専門性を生かした無駄のない授業が展開される。
② 中堅進学塾:大手ほどの情報量はないものの、大手にはない中堅ならではの強みがそれぞれにある。例えば、地域密着型で必ずしも最上位校ではなく、その地域から通いやすく評判の良い学校に多く合格者を出したり、教科別の講師ではなく、1人の講師が4教科全てを教えることで受験まで責任をもって導いていく塾であったり、個別指導と少人数の集団授業を掛け合わせたスタイルで授業を展開する塾など様々にある。大手にはない小回りの良さとと、独自のカリキュラムや授業スタイルが特徴。
③ 個人経営塾:個人経営のためカリキュラムや情報の量の点では大手と比較して劣るところがあるかもしれない。ただ、個人経営塾として成り立っている以上、その授業の手腕や、独自のテキストやカリキュラムには特色があると考えられる。初めから少人数の場合が多いため面倒見の良さも売りにできる。子どもの強みや弱点を見出して細部にまでいきわたる指導が行われることが期待できる。
以上、①~③はあくまでも大まかな例です。
2⃣ 「個別指導塾」について
さて、一方で「個別指導塾」です。「個別」というからには「1対1」、つまり、マンツーマン指導ということはお分かりかと思います。クラスの人数といった区分けはもちろんありませんが、「個別指導塾」にもそれぞれ特徴があります。ここでも大まかな例を挙げてみます。
① 教科担当ごとの個別指導塾:マンツーマン授業を展開することはもちろんですが、教科ごとで先生が変わり、専門性の高い授業を個別で受けられる特色がある。
② 担当講師固定の個別指導塾:教科ごとで先生が変わることはなく、1人の担当講師が4教科全てを教えるスタイル。1人の講師が責任を持つので信頼関係を作りやすく、教科を超えた強みや弱みを引き出してもらえるなどの期待が持てる。
③ 家庭教師:「個別指導塾」という区分けには厳密には該当しないかもしれないが、「個別指導」という点において挙げる。塾に出向くのではなく、家という環境の面で最もストレスのない場において勉強できることから、周りを気にすることなく安心して学習が行える。もちろん②のような信頼関係も作りやすい状況にある。
以上、大まかに「個別指導塾」の特色例を挙げてみました。
◆ 塾の選び方を考える
「集団」、「個別」と簡単に分けたとしても、その中身をみると様々な特徴や特色があり、「ウチの子はいったいどこに通わせれば…??」と迷われるのは当然のことだろうと思います。
ただ、「塾選び」において最も重要な点は、「その塾が自分の子どもに合っているか??」を親が見極めきれるかにかかっています。
「そんなことは当然!百も承知!!!」とお怒りになられる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、意外とこの最も重要な点が軽視されているところがよく見られます。どういうことか??……
優先順位の第一位が「自分の子どもに合っている」ではなく、例えば、その塾が掲げる合格実績に魅力を感じて選んでしまったり、大手のネームバリューのある塾に通わせてれば大丈夫だろうという安心感で選んでしまったり、近所の〇〇君、○○ちゃんも通っているからという選び方をしたり、などなど…… 自分の子どもが学習していく環境、中学受験をめざしていく環境として見合っているのかということが無視されている場合がよくあります。
「でも、初めから最適な塾なんて選べないじゃない!通ってダメなら、別の塾に変えればいいだけの話でしょ??」という方もいらっしゃいます。
この考え方は非常に危険です。この考えに振り回されるのは親ではなく子どもです。「塾が途中で変わる」ということが子どもにどれだけの負担、ストレスを与えるのかをよく考えて頂きたいです。塾の場所が変わる、テキストが変わる、先生が変わる、教え方が変わる、宿題の量・内容が変わる、周りの友達が変わる……多くの変化に再度適応しなければならないのは子ども自身です。
しかも、塾が変わるタイミングも非常に重要です。3年生や4年生なら、新しい環境に再適応するのに、時間的余裕があり、まだ間に合うかもしれません。5年生になると受験に直結する内容ばかりになるため、途中で塾を変えるとなると相当な覚悟がいります。6年生は論外です。この時点での塾変えは何の効果ももたらさない、むしろマイナス効果の方が大きいです。受け入れる塾もあまりないかと思います。
以上のことからも分かる通り、塾選びは思っているよりもかなり重要と思います。
では、自分の子どもにあっているのかどうかは、どのようにして見極めればいいのでしょう??
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スミマセン、意外と長々となってしまったので、急遽、前編後編で分けて投稿したいと思います(・・・なんて計画性のない・・・)。
ここまで長くなるとは思いませんでした(反省・・・)。
後編は近日公開!ということで、今日はここまでです。
それでは、また。
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