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#02 中学受験の出題範囲

皆様、こんにちは。yasuchinです。約10日ぶりの投稿になりました。本日も私の投稿に目をとめて頂きありがとうございます!

さて、今日のテーマは「中学受験シリーズ」の第2回目です。シリーズ化した割には投稿ペースがゆっくりでは…??? ……と感じてしまうところですが、スミマセン、ボチボチと書かせて頂きます!(笑)

本日は「中学受験の出題範囲」をテーマにお話したいと思います。前回は、そもそも「中学受験って何??」というところからお話しました。今日はその範囲について。要は「どれぐらいの勉強すればいいの?」「小学校で習う範囲で大丈夫?」といった内容で、初めての方でもできるだけわかりやすくお話できればと思います。よろしくお願いします。

◆ 出題範囲は小学校で習う範囲の数倍!

この記事をお読みになっている方の中には、おそらく自らが受験経験者の方もいらっしゃることでしょう。また、地方から首都圏に引っ越してきて受験経験をされたり、または、もしかしたら私のように塾の講師をされたりといった経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

誰であっても、おそらく中学受験の範囲というものを知らされたときには、

「えっ!?……こんなに勉強するの???」という思いをするのではないでしょうか?

意外と当事者である小学生は、範囲とか細かいことは気にせず黙々と問題と闘っているとは思いますが、大人の側がこの出題範囲を見たときは、大抵の人は驚かれることと思います。

中学受験の出題範囲は一般的には小学校で習う範囲の2倍~3倍、いや学校によっては4倍~5倍と言われる方もいるかもしれません。

率直に、小学校の授業内容だけでは受験を闘っていくのはかなり難しいです。

私が地方から東京に出てきて、塾講師の仕事を始め「中学受験の範囲」というものを知った時に、感じたことは、

「これは地方でいう、高校受験レベルだ……」

ということでした。

「小学生のやる勉強なんかチョロいもんだぜ…!」となめてかかっていた私が痛い目をみた記事を過去に書きましたが… ↓

その学習すべき範囲というのには私自身が驚かされました。高校受験と同等、いや難関校によっては大学受験レベルも有り得る…そんな感じです。驚きと同時に地方との教育格差みたいなものも感じました。

◆ そんなの小学生がついていけるのか??

中学受験というものが成立している以上、結論としては「ついていける」と言えるでしょう。実際、毎年、「ついていけた」から合格しているわけですし…

もし、中学受験をお考えのご家庭で、この出題範囲に対し「ウチの子は無理かも…」と思われている方がいらっしゃるなら、まずは、大人の勝手な固定観念を取り除いた方が良いでしょう。その「固定観念」とは例えば…

① ウチの子は勉強がキライ。苦手。
② 小学生に高校受験レベルの問題が解けるわけがない。

①に関していうと、遊びたい盛りの子どもにしてみたら当然ことかもしれません。でも、「勉強がキライ」というのは少し違うかもしれません。「キライ」ではなく「オモシロくない」のだと思います。逆に「オモシロければ」やり続けられるのではないでしょうか?

「え~~~……確かにそうだけど理想論だよ…」と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かにそうです。でも、工夫次第では「オモシロく」学ぶことは大いに可能です。昔に比べ、今はネット社会の恩恵もありスマホ、タブレットを活用し人の五感に働きかけるような、より臨場感をもった学びを行うことができます。受験勉強の最初の一歩を踏み出すのに、ゲーム感覚で遊びの延長といった形からも行うことも十分可能です。(その方法が良いか悪いかは子どもの特性によるところもあります)

子どもは「オモシロい」ことはずっとやり続けられます。ゲームと思えたならなおさらです。クリアするまで、難しくなればなるほど、ライバルが強くなればなるほど頑張れます。

②に関しては、高校受験の問題がそのまま出題されるわけではありません。受験生はあくまでも小学生です。例えば、算数なら、小学生に x や y を使った文字式や方程式、π や √ ルートも使用しません。負の数(マイナス)の概念もありません。ですから、xとかyとかは使わず、リンゴやミカンで出題したり、中高生は方程式でとくところを、「つるかめ算」で解いたりといった、あくまでも小学生の解ける範囲内で高校受験内容を知らぬ間に解いているといった感じかと思います。

小学生は頭も柔らかいですから、ある程度解き方が身につくと、工夫しながら高校受験内容も何も言わずに解いてしまいます。中高大となると文字式やら方程式やら関数やら、色々な知識が良くも悪くも身に付きすぎて、頭でっかちになりがちです。でも小学生は素直です。問題をそのまま受け止めそれぞれがそれぞれの解き方で正答まで導き出せたりします。

少し算数に偏った文面になっていますが、他の教科でも同じです。

例えば、理科なら中学受験の範囲として「ばね」「てこ」「浮力」「力」などいわゆる物理分野が出題されます。また、「燃焼」「酸化」など化学分野も出題されます。高校時代大苦戦した分野ではありますが、小学生からしてみると、目の前で起きる科学現象が「オモシロい」と思えると色々なことに疑問を持ち始めます。その疑問を解消したり解決したりすることに「楽しみ」を覚えると、意外と苦なく勉強を始められたりするものです。

◆ いかに「興味」と「関心」を刺激し「オモシロい!」と思わせるか?

今日は中学受験の出題範囲についてお話しています。また後日、教科別の特徴をもう少し詳しくお話したいと思っていますが、今日のところは大まかな受験範囲についてご理解頂けたらと思います。

今日のお話の中で、「うわぁ~範囲広いなあ…」「やっぱ無理…」と思う方もいれば「やりようによってはイケる!」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

子どもの潜在能力とでもいうのでしょうか、「オモシロい」と思えたことはずっとやり続け、そしてどんどん「チカラ」をつけていきます。

勉強だけではないでしょう。「サッカー」が好き、「野球」が好き、「ピアノ」が好き…練習がキツかったり、試合に負けて悔しかったり、指導する先生やコーチが怖かったり…嫌なこともきっとあるはずなのに、続けられるのは何故でしょう?

やっぱり「オモシロい」からだと思います。中学受験も最初の掴みどころはそこです。一見すると「キライ・苦手」とする勉強も、「興味・関心」を刺激し「オモシロい」と思えることができれば、最初の波に乗ることができます。

ただし、受験生を教えていた経験から言わせて頂くと、「波に乗れればもう大丈夫」とは正直言いきれません。とんでもないビッグウェーブが来ることもあるし、波にのまれて、這い上がることが難しくなることもあります。

「オモシロい」と思った時から引き出される潜在能力は物凄いものですが、一方で「飽きる」と一気に冷めてしまうのも子どもです。

私は子どもの潜在能力の凄さを目の前でずっと見続けてきました。

この広い中学受験の出題範囲をも凌駕する子ども達の「チカラ」を、一人ひとりに合った形で引き出せることが一番ではないかと思います。そして、その「チカラ」を引き出し続けるためにどのようにアプローチしていけばいいのかを大人の側が丁寧に考えていく必要があると思います。

次回は、その「チカラ」を引き出すためにどのように勉強すればいいのか?「塾通い」は必要なのか?といったことをお話できればと思います。

それでは、また。

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