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沈黙のWebライティング|松尾茂起さん【要約・書評】

この記事は、自分が見返すようにわかりやすく要点だけをまとめた記事です。


SEOを意識したコンテンツの作り方

Googleで上位表示されるためには、検索ユーザーを徹底的に考え抜くこと。
検索ユーザーは「読みたい」のではなく「情報を知りたい」だけ
→*文章はあくまで情報を伝えるだけのツール*でしかない


■ 検索ユーザにとって利便性の高いコンテンツとは?
→検索ユーザーは、検索したいわけではなく、自分の悩みや質問に関する答えが知りたい。

[自分のあらゆる悩みに対して、迅速かつ的確に答えてくれる人が周りにい流ような環境を作るのは難しい。だからこそ、人々は検索エンジンを使って答えを求める=仕方なしに検索エンジンを使う


以下のようなコンテンツがふさわしい

 ①検索ユーザーが今まさに抱えている「悩み」や「質問」に対して「的確な答え」を出しているコンテンツ

 ②検索ユーザーが抱えると思われる「悩み」や「質問」を網羅的に取り上げ、「先回り」して答えを返しているコンテンツ

 ③他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも素早く答えがわかるコンテンツ

 ④他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりもみやすい、わかりやすいコンテンツ

 ⑤他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも信頼できるコンテンツ

 ⑥どこよりも情報が新しいコンテンツ

■ 検索意図を推測する方法

Googleのシークレットウィンドウ(パーソナライズされない検索方法)で上位10位までのページを分析する→マインドマップ


↓オウンドメディアのマインドマップ↓

写真 20201203 193357


↓キーワードを中心にSEOプランニングのマインドマップ↓

写真 20201203 193510


要は、検索意図にあった情報を集めることが大切
もし検索意図がずれていたら、いくらクオリティが高くても上位表示はされにくい。

■「USP」を最大限に活かす
「USP」→「Unique Selling Proposition」の略で、他にはない独自の強みのこと

特徴として、
・競合に真似されにくい
・競合と同じステージで戦わずに済むこと
メリットとして、
1. 他者との比較ポイントが明確に
2. 顧客がその商品を選びやすくなる
3. 色々なメディアで紹介されやすくなる
4. Webサイトのデザインの方向性や便利な「ユーティリティ」であり、「ツール」として機能

比較系の記事で、USPの訴求が可能に。この時、ユーザー自身には“自分で選んだ感”を出させることが重要。+*この商品は他者とどこが違うのか、USPを明確にしてあげる*ことで購入につながりやすくなる。


わかりやすい文章の書き方&SEOを意識したライティング

文章を読んでもらうために必要な3つの視点

①感情表現を入れ、自分ごと化による共感を誘発
(共感:相手の感情を自分事として見ること)

 ②伝えたいことがきちんと伝わるよう、“見やすさ”と“わかりやすさ”にこだわる

 ③冒頭で、伝えたいことをまとめる(=結論から述べる)


■ダニエルカーネマン氏著「ファスト&スロー」より、
脳には二つの思考がある

①「システム1」
→脳の負担を減らすために自動で動く思考。物事を直感的に理解しようとする。

②「システム2」
→注意力が必要なさい、慎重かつゆっくり動く思考。物事を論理的に理解しようとする。

人間の意思決定の多くは、その人の過去、知見や経験をベースに直感的に決定されている。
(例:何かの物語を判断する際、まずは「システム1」の思考で物事をふるい分けている。脳が少しでも「読みづらい」と感じたら、「読む必要がない」と判断される。)

■システム1とシステム2を使いこなすときの要素
・システム1=心理的に負担が下がるくらい、見やすい・読みやすい
・システム2=論理的に理解しやすい

Webの文章は、「結論」→「理由」を徹底する。


論理的思考×SEO

■ ターゲットによって情報を噛み砕く「粒度」は変わる
情報を噛み砕く「粒度」は、どんな人たちをターゲットにするかによって決まってくる。
(例:元々ある程度そのテーマに関して詳しい人をターゲットにするコンテンツなのに、それを無理に細かく噛み砕いてわかりやすく説明しようとすると、逆効果)

↓検索エンジンに評価されるコンテンツの本質↓

 ①検索ユーザーの検索意図に合っている

 ②検索意図を満足させる専門知識を、どこよりもわかりやすく解説している

 ③検索ユーザーが求める情報を網羅的に扱っており、他のページに行く必要がない

 ④コンテンツを扱っている情報が信頼できる

 ⑤コンテンツの作り手の情報が公開されており、信頼できる

■ 論理的思考は「因数分解」を意識

・大きいものを小さく
・曖昧なものを具体化
・結果が生まれた原因・理由を明らかに
・そもそも論
・とにかく「問い」を投げかける

■ 主張は「具体性」を纏うことで訴求力が高まる
「因数分解」で具体性を纏う→主張が相手に伝わりやすくなる

■「説得」よりも「納得」
相手自身に選択させるように促す
説得:相手を説き伏せる
納得:相手が自分の意思で、他人の意を理解させること

■ タイトルに必要な要素
1. ユーティリティ(有用性)要素を意識
2. そのページから得られるベネフィットを明示
3. 感情フレーズを頭につける

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