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詩集 「ぼくの帳(とばり)」

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外の世界は自分の世界とは完全に別世界だ 流れる酸素濃度も時間の流れも尊重される言葉のやり取りや暗黙のルール すべて違くて それはぼくには理解しえない世界 外の世界ではぼ… もっと読む
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記事一覧

ぼくはいまかなしい

好きと嫌いが交錯して

心が引き裂かれそう

目も痛い、身体は痒い

心は苦しい

たけど、全部ナシにして笑うんだよ

もうどうしようもない(詩)

頑張れば頑張るほど空回りして
ぼくはもう疲れ果てました

人生にさようなら

簡単に出来ればぼくはしあわせに死ねる

何回同じことを繰り返して我慢して耐えてきてまた何回目かの限界を迎えている

道徳とか責任とか全部投げ捨てて
今すぐ消えたい

最近感動したもの(詩)

ひこうき雲、満月と虹

夜明けの桃色と橙のかけあわせ

大きなクリスマスツリー

懐かしい楽曲と曲に合わせて唄う大好きな人

ぼくには眩しすぎて直視できなくて
反射した窓ごしに眺めた

あさくら。=?

あ りがとう
さ ようなら
く いはない
ら くにして


あ すもまた
さ いこうのじぶんを
く ださいな、かみさま
ら いおんのようにほえてみたよなか


あ いのかたまり
さ らまんだーのねつ
く らいあつい
ら くらいのようなきみとぼくら

君へ(詩)

緑色の草原の中

土の香り

水辺の陽だまり

跳ねる小魚と波紋

土の中、眠る君

聖域

ぼくの守り刀

光と陰

陰と陽の狭間に眠れ

睡眠(詩)



眠れたらいいのになぁ

呑気な楽しい夢でも見てさ

夢の中でくらい心から笑っていたいものだ

鬼(詩)

僕は今自分の中にいる鬼と対峙している

暗闇の中、二本の松明だけが鬼と自分を照らしてる

この鬼の名は「許すまじ」
自分の存在が自由であろうとすると
出てくる化け物だ

本来僕らは何者にも縛られることはなく、好きな道を好きなように存在することを許されている

誰に?
誰にも。

なのに、僕の前に現れるこいつが
いつも立ちはだかって邪魔をしてくる
僕はいつもここで諦めていた

そして今日
また自分の

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今日は平凡でも明日は有意義な1日がいい

今日は眠れなくても明日は眠れるかもしれないし

毎日成し遂げたことと出来なかったことが並走してる

生きててくれるだけで嬉しいです、ってぼくも言われてみたいや

そして脳みそが正常に働いて、今考えてることなんか全部忘れて、普通に生きてしぬ

天邪鬼が死にたくなる日(詩)

「存在が負担です」
と言われたら、生きててごめんなさい、と言うしかありません。

「何でも病気のせいにしてる」
と言われたら性格が悪いのは元からなんです、やはりごめんなさい、
としか言いようがありません。
(悲報でしかありません)

「許すしかない」
と言われたら許さなくてもいいのです。

けれど心が離れたというのなら二度と顔を見せないでください、と心にもない事を言ってしまいます。
そしてそれを実

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とても小難しい夢をずっとみていた

1時間前に目覚めたが気になって仕方ない

数字に関する夢だった

死=4 自分はその手前だから「3」だね、って言われたか思い至ったのか、自分が3であることに妙に納得している夢

地下鉄(詩)

ガタガタ

ゴトゴト

車体を軋ませながら進む

ガタガタ

ゴトゴト

音と光が振動する
轟音と閃光がぼくの脳を酔わす

ガタガタ

ゴトゴト

老若男女その他諸々
色々な人の人生を乗せて進む

ガタガタ

ゴトゴト

ぼくの人生のカーブ

地下鉄よ、何処に連れていく

ガタガタ

ゴトゴト

頭痛と吐き気と冷や汗、腹痛と寒気

あぁ軋んでるのはぼくの人生だっけ

そして

薬を飲む度にこのまま静かに消えてしまいたい

そう思ってる自分に気づく

かなしいし、虚しいな
無邪気な5歳のぼくが責めてくる

ぼくに愛をちょうだいって言う

悪魔が囁き出すこの時間
薬が効くまでの辛抱だ

耐えてね!ぼくの人生、命、思考、言葉、光と闇、ブレス、全肯定

人間不信(詩)

謝ってやり直してもらえるなら
何回でも謝るさ

話せば話すほど、近づけば近づくほど

お前は面倒くさいって

皆んな自ら遠ざかってぼくの前から消えていくじゃないか

いつも捨てられるのはぼくの方だよ

どうやってそいつらの何を信じろというんだ

人間不信なんだよ

うぐいす(詩)

うぐいす(詩)

半月ほど寝込んでいる間に
この町にも精霊が春の粉を蒔いて行ったらしい

久しぶりに散歩をしていたら
口うるさく騒ぎ立てているうぐいすに出会った

そのうるさい方を見遣ると
大きな庭木いっぱいにピンク色の花だ

うぐいす色の小鳥たちはその花の蜜を大騒ぎしながら食べていた

近所ではこの木の花が一番のご馳走だとさえずっていた

ぼくも味見したくなった

いつもなら味見するところだ

でも今日ぼくは

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