上司を育てる
上司(管理職)の振る舞いや発言に不満を持ったり、納得がいかなかったりすることが多い。
でも、組織人なので、こればっかりはしょうがない。
組織に属することを選択した者の運命だ。
それがイヤなら独立しろって話だから。
そんなことは理解しながらも、実際はなんだかんだ不満が出てきてしまう。
ーーーなぜそんな言い方しか出来ないのか。
ーーー果たしてその判断は正しいのだろうか。
ーーーもっとこうしてほしいのに。
「上司」というだけで、期待しすぎるのかもしれない。
そんな僕が、今後、上司と接するうえで意識していこうと決めたことがある。
先日、先輩と飲み会で上司の話をしていたときのこと。
まぁ、いつものように上司の愚痴を言っていた僕に、先輩がふと、
「お前があの上司を育てるつもりで仕事しないと」
と言った。
??
……上司を育てる??
「上司」が「部下を育てる」のが普通じゃない?
育てなければならないような人が上司になるの?
などなど、いろいろ思った。
その先輩が言わんとしていることは、
・上司に期待したってしょうがない。
・「色々教えてあげるよ」くらいのつもりで接する。
・ときには意見をして、上司に気づいてもらうことも必要
ということだった。
それにしても、「上司を育てる」ってなかなか斬新な考え方だと思う。
上司は部下に意見を言ったり、指示を出したりする。
でも、部下から上司に意見を言うこと、ましてや指示を出すことなんてなかなか出来ない。
先の通り、上司だからと言ってマネジメントが上手いか、全ての判断・考え方が正しいかと言えば、必ずしもそうじゃないと思うんだけど……
結局、それは組織人として受け入れざるを得ない。
だから、考え方を変える方が早い。
「上司を育てる」意識で接すること、
そして、
上司よりも俯瞰してチームを見て、物事を判断する癖付けをすること。
こうした意識の変化で、ある種優越感に近いものを感じられる。
この感情が正しいかどうかは別として、少なくとも僕にとってはこの意識の方が精神的に適当だと思う。
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