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思考の海から浮き上がる

ここ数日は、退職の手続きのために会社とやりとりをしたり、友人と会ったりして、またほんの少しだけ社会と関わって、ずっと沈んでいた思考の海から浮き上がっているような気がする。

前はその感覚が怖いというか、社会から距離を取って思考する自分にアイデンティティを置いていたというかなんというか(仕事もしてないので、それに縋るしかなかったのかもしれない)、また社会に戻ってしまうのが嫌で駄々をこねていたというか、そんな感じで、思考を止めてしまうことを過度に恐れていた。

でも今は「もう充分考えたから、今度は浮き上がる番なのかな」と、自然に思えるようになった。

多分、内向型の人たちは普通の人よりは深く思考の海に潜れる。
でも長い時間潜っていたら当然息が出来なくなるし、深く潜りすぎれば水圧で体が潰れてしまう。だから適度に息継ぎをしなければならない。

前に生きづらい自分のことを魚に例えたけれど、最近は、魚よりもイルカになってきてるかも?と思ったりもする。

思考しなさすぎもよくないけど、しすぎもよくない。
何事も程々が一番なのだということを、この休職期間で嫌というほど思い知った。そしてこの期間を通して、自分がどこまで潜れるのかをちゃんと知ることが出来たような気がする。

また浮き上がってみて、色々やってみて、飽きたらまた潜ればいい。

きっと、今度は大丈夫。
根拠のない自信だけど、何だかそんな気がしている。


梨女(@xxnashimexx)



ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。