悪魔の証明

私はアセクシャルなのかもしれない。

でもアセクシャルはないものを証明すること、「悪魔の証明」になるから

私の自認は「一生できないとわかっている」のではなく

「私は今のところ性愛をしないししたくない人生だったし、これからもそうっぽい」

ということになる

「まだ本当に好きな人に出会ってないだけ」と言われると

不愉快な気持ちになるけど

そうなのかもしれない

それは自分にもわからない

モテるタイプでもないので諦めてるだけなのかもわからない


でも長年感じてたいろいろな違和感が

自分がアセクシャルであるとすると割と腑に落ちる

そして周りが“発情”してる中、自分にそれがあまりなくて
私は欠陥品なのかもしれないと不安だったけど
アセクシャルというラベルを得ることによって少し安心する

処女ではないけどそれは相手が好きだからとか性的欲求とかではなく
「ここチャレンジでやったとこ!!」みたいな好奇心が先立っただけで
好奇心が満たされると汚くて愚かな行為にしか感じられなくなる

なんであんなことみんな喜んでするんだろう

以前“彼氏”に我慢して応えたことが自殺しかけた原因のひとつなんじゃないかと思う 

あの時間は屈辱的にすら感じた



恋愛したくないわけじゃない

ただ性欲を向けられるとつらい

ベタベタしたいとも思わない

夢女だったけど二次元のイケメンたちは一方的に推してられるし

イケメン俳優も神みたいなものだし



LGBTQ+の中でもアセクシャルは浮いてる

性的指向や自認はどうであれみんな性欲はある

みんなから「まだ本当に好きな人に出会ってないだけ」って思われるやんな笑



もし本当に「まだ本当に好きな人に出会ってないだけ」なら
出会いをシャットアウトしてると出会えるものにも出会えないので
あんまり周りには言わないほうがいいのかもしれないとも思う


自分に性欲があまり感じられないから
他人に性欲があることをよく忘れてて
途中でびっくりすることがよくある

普通に私もいい人だなと思って仲良くしてたけど
そういうことじゃないのよ…ってなる

小中のときは好きな人がぼんやりいたけど

性欲とかのレベルにはなかったし

高校大学はオタク活動で彼氏どころではなかったし

社会人になってから恋愛をしていない興味がないというだけでこんなに孤独なのかと驚く



犬と猫と暮らしていたい

アレルギーだけど






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