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小説家になろうサイトのエッセイジャンルで好き勝手書いています。

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最近の記事

自炊(電子書籍化)には抵抗がある

裁断本を売り買いしている所があった。 以前から紙の本をスキャンし、自分で電子書籍化する行為はそれなりに行われていて、「自炊」と称されていることは承知している。自炊のために通常のフラットベッドスキャナーより割高なドキュメントスキャナーを使ったり、本のノドを裁断してスキャンする行為に対しては、もったいないと思いつつも「個人の自由」と考えている。 ただ、図書館など自分のものではない本をスキャンしたり、自分のものでも裁断してスキャンした後の本を売る(専門に買取している業者があった)

    • 黄色い血液

      上の写真左は2022年、成分献血予約キャンペーンでもらったものだが、パッケージ台紙に「患者さんの命を守る黄色の血液!」とあって、ちょっと引いた。 成分献血(血小板や血漿)をするとリンゴジュースみたいな血液バッグが出来るから「黄色の血液」でまあ正しいのだが、昭和20年代30年代の売血による供給が主流だった時代は「黄色い血液」というと別の意味があった。更には1964年のライシャワー事件の輸血後肝炎感染を経て、1969年に輸血用血液の売血が終了、1990年に血漿分画製剤用の売血が

      • 血液型

        妹が「血液型、Bだった」と落ち込んでいた。 高校生くらいの時。「Bが嫌」という話ではなく、親がAとB、私がOだから自分は残りのABと思い込んでいたのが、何かの機会で血液型が判明して前述の発言になった。 今はどうか分からないが、「血液型による性格の決めつけ」なんかもされていて、ン十年前は「血液型、何型?」というのが新しい人間関係を結ぶときに定番の導入だったりした。就職で「うちはA型しか採用しません」なんて話があったとかなかったとかも、都市伝説だとしても洒落にならない空気があ

        • 世界最初の感染症

          この世界で最初の感染症を考えてみた。 細胞に他の細胞が侵入して増殖する、と考えると、「真核細胞に侵入したか、または捕食された原核細胞が、真核細胞の機能の一部として共存し、やがて『ミトコンドリア』と呼ばれるようになったこと」を挙げる。20億年前のことである。 ミトコンドリアはわたしたちの細胞内に存在する小器官でありエネルギー産生工場だが、独自のmtDNAを持っている。しかし、ミトコンドリアが増殖するためには、寄生(共生)主のDNA情報を必要とする。もともと持っていた必要な情

        自炊(電子書籍化)には抵抗がある

          フードプリンターで介護食、そういう使い方があったか

          もう先々週の話になるのか、土曜朝のテレビでフードプリンターで作ったお寿司と「今後は介護食の分野に売り込んでいきたい」とのメーカーさんのお話が紹介されていた。 食物ペーストを使った一種の3Dプリンターで、デモではマグロ赤身の寿司を作っていた。 この機械の特色は、ノズルを複数にして、粘度・硬度が違うペーストを組み合わせて形作ることができる、というものだったが、歯ごたえや繊維らしさは(たぶん)出せない。その欠点は、介護食としてなら利点に転化する。 考えたなあ。 従前の介護食は

          フードプリンターで介護食、そういう使い方があったか

          たぶん、最後のお祭りだった

          北海道の内陸の農村で、私は生まれ育った。泥炭地を開拓した、よくある土地だ。 生まれ育ったのは平地の田んぼの中。一本の道路を挟んで並ぶ十軒ほどの集落が、日々の世界の全てだった。 幼稚園になって初めて一人でバスに乗り、街場の幼稚園まで通った。同じ年の子どもが何人もいて、うまく行ったりいかなかったりいかなかったり、何よりもお昼寝の時間にじっとしていることが辛かった。そのつらい日々も半年後、いきなりお別れ会をされ、冬ごもりに入った。住んでる地域が田舎すぎて、最初から半年だけの幼稚

          たぶん、最後のお祭りだった

          来月、新紙幣が出るけど、2000円札は出ないんだね。

          来月、新紙幣が出るけど、2000円札は出ないんだね。

          丸肉

           子どもの頃からジンギスカンはよく食べていた。  私の生まれ育った地域のジンギスカン(あえて「鍋」はつけない)は、味付き肉である。  北海道では、味付き肉のジンギスカンと焼いたあとにタレを付けるジンギスカンと、2つのジンギスカンがある。滝川を中心とする地域は前者で松尾ジンギスカンが代表格、札幌など残り大部分は後者でビール園のジンギスカンが(昔は)代表格だった。  道外の人が北海道に観光に来て札幌で食べるジンギスカンは後者のタレ後付けタイプである。最近は国産生ラム肉のヘルシー

          車庫が欲しい。車庫でジンギスカンしたい。雨が降っても風があってもできるし、建物に臭いがついてもさほど邪魔にならない。車庫が欲しい。

          車庫が欲しい。車庫でジンギスカンしたい。雨が降っても風があってもできるし、建物に臭いがついてもさほど邪魔にならない。車庫が欲しい。

          Y染色体はSRY遺伝子の乗り物

           女性天皇論が出るたびに、賛否いろいろな意見が出てくる。最近見て関心を持った(良い意味でも悪い意味でも)のは、「神武以来2600年受け継がれたY染色体を〜」というヤフコメの主張だった。  ヒトを含むほとんどの哺乳類の場合、1対2本の性染色体がXX(雌)かXY(雄)かで性が決定する(雄ヘテロ接合型)。ヒトの場合は23対46本の染色体のうち22対44本の常染色体と1対2本の性染色体(XまたはY)を持つことになる。  このY染色体だが、他の染色体に比べてサイズが小さく、持っている

          Y染色体はSRY遺伝子の乗り物

          政治家パー券問題。

          ん 政治家のパーティー券購入の公表限度額(現行二十万円)を十万円にするだのなんだの、という話、なのだが。  そもそも、自分の推し政治家のパーティーに参加するのが恥って訳じゃないんだから、一枚でも一円でも公表していいと思うし、推されている方も胸を張って公表(政治資金収支報告書に記載)すればいい。それと、参加する一人につき身は一つ、パーティー券は一枚あれば良い。複数購入って、ジャニタレアーティストのライブチケットなら転売ヤー扱いで拒否られる行為。記名チケットになるのは世の流れ、

          政治家パー券問題。

          北海道選出の参議院議員が道庁職員やCAにパワハラカスハラ常習、との報道がされたが。政治家とか政党って、どうしてヤンキー気質の人を選挙に出したかるのだろう。そしてなぜみんなヤンキーになっていくのだろう。 道庁要対応1位が長谷川岳、2位(非公表)はセクハラオリンピアンかな。

          北海道選出の参議院議員が道庁職員やCAにパワハラカスハラ常習、との報道がされたが。政治家とか政党って、どうしてヤンキー気質の人を選挙に出したかるのだろう。そしてなぜみんなヤンキーになっていくのだろう。 道庁要対応1位が長谷川岳、2位(非公表)はセクハラオリンピアンかな。

          校歌のキー

           先日、「元はニ長調の校歌が20年前(?)からハ長調に下げられて歌われているのがわかった」というニュースがあった。  昨年赴任して来た校長先生(教科は音楽、地元吹奏楽団の指導者)が校歌を聞き、「音域が低い。若々しい中学生の声域なら、もう少し高くていい」と疑問を持った。その後、校長室の書架から出て来た資料で、「元はニ長調の曲をハ長調に全音一つ下げて歌うようになった」「変える前は3割の生徒が歌いにくいと感じていた」ことが分かった。  曲の「調」により、人が受けるイメージは変化

          校歌のキー

          Y染色体至上主義が、気持ち悪い。君という男はそれしか取り柄がないのか?

          Y染色体至上主義が、気持ち悪い。君という男はそれしか取り柄がないのか?

          東京へはもう何度も行きましたね

          一泊二日の研修会とか、三泊四日のディスニーとか(←東京じゃない)、 などと誰も求めていないボケをかますのがお約束。 東京滞在最長4日、何度か滞在して「さすが東京」と感じたことを思い出しながら。 電車の中で着物を着ている若い男の人がいた。着物といっても浴衣じゃない、ちゃんとした普段着の和服。丸の内線の車内だったろうか、大学生くらいに見えたから落研だったのか。鞄から資料を出して確認していた。 普通に違和感なく着ているから、衣装ではなく普段から着ているんだろうなあ。憧れるけど

          東京へはもう何度も行きましたね

          映画「時計 Adieu l'Hiver」公開の時に脚本・監督の倉本聰が、「中嶋朋子のスケートが上達しなかったから母親(いしだあゆみ)の恋愛の話にした」って言って、「一人の人間が『脚本通り』に成長するわけ無いだろ」と白けたことを思い出した。

          映画「時計 Adieu l'Hiver」公開の時に脚本・監督の倉本聰が、「中嶋朋子のスケートが上達しなかったから母親(いしだあゆみ)の恋愛の話にした」って言って、「一人の人間が『脚本通り』に成長するわけ無いだろ」と白けたことを思い出した。