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「アポカリキシ・クエイク」名鑑01

☆葦の海 渡(あしのうみ・わたる)

主人公。28歳、独身。相撲取りであったが怪我で引退し、今は小さなちゃんこ屋を営む男。アパート住まい。店が休みの日の午後、谷松老人に突然訪問された。

☆谷松 昭(たにまつ・あきら)

もうひとりの主人公。70歳の独居老人。謎めいた能力と該博な知識を持ち、奇書『黙力士録』の写本を所有する。そこに記された予言により、葦の海のもとを訪れる。

◇【能力名:ドヒョウ・フィールド】◇

谷松昭の能力。両掌から球状の力場を放射し、外からの干渉を遮断する防衛型。空気は通すが毒ガスは通さないなど、選別は任意で可能。また平面上に展開すると「土俵」と定義された結界を構成し、一対一の近接戦闘に持ち込む。その中では谷松は筋骨隆々の力士の姿を取る。結界は長続きしない(最長で数分程度)が、押し出されたり床面に倒されたりすると大きなダメージを受ける。

"…海底から古の巨人力士たちが蘇り、世界を脅かす。突然主人公を訪ねてきた谷松老人は超常的な力を持ち、深い事情があるようだ。主人公にも秘められた力があるのか。力士は神の化身だが、神は人間に幸だけを齎す存在ではない。独自の行動原理があり、災害となることもある。画像をよく見ると力士の胸像が見える気がする。怪獣ものの予定だったが、「クトゥルフ相撲」というのを見かけ、それに着想を得て力士に置き換えた。タイトルは「アポカリプス(黙示録)」と「力士」を混ぜた。黙示録の四力士だ。谷松はタニマチのもじりだろう。"
―――ライナーノーツより

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