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【FGO EpLW ユカタン】問おう、おまえがおれのメキシコか(非逆噴射聡一郎)

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よくきたな。おれは逆噴射聡一郎ではない。だがメキシコ・・・イクォール、逆噴射・・・なので、なれない逆噴射文体でかく。

おれは毎日相当な量のテキストを書いているが、誰にも読ませるつもりはない。が、とくべつにメキシコなぶんしょうが降りてきたので、書いた。それなりのペースで投下する。おれがブチョたちとの銃撃戦の末に死ななければだ。死・・・それはきょ無の暗黒であり、THE END OF MEXICO....書き込み規制とかだ。

誰かが読んではくれるだろう。たとえばおまえなどだ。おれのこの文章も、世の中に存在するだけでカルマトローンを放ち、何らかのミーミー影響を与えているはずだ。しかし、おれの文章を最も読んでいるのはおれだ。おれはおれが読みたいものを書く。そして読み返す。反復。自己循環的な繰り返しだ。プラクティス・・・エヴリデイ。

とはいえ、キャラクターたちにはそれぞれの人生があり、意志があるはずだ。それをぶつからせる。うごきが生まれ、混沌の鍋を巻く。R・E・A・Lがそこにあらわれる。そんなことを繰り返していくうちに、何かが蓄積されていった。これは、その記録のだん片だ。

おまえにも意志がある。意志を強くもて。おまえが困難を乗り切るときに必要なのは、常に意志の力だ。

おまえは長いテーブルの上に寝かされている。おまえの手と足は鎖につながれ、鎖はゆっくりと引っ張られ、おまえの身体を裂こうとしている。おまえはぼんやりと拷問にあっているのだとわかる。火鉢の中で焼きごてのあげるしゅうしゅういう音が、耳のすぐそばから聞こえてくる。

尋問者がよりかかってくる。やつがおどしをこめてゆっくりとしゃべるたびにニンニク臭い息がふりかかってくる。『おまえは妖術師か、おまえは妖術師か、認めるなら今のうちだぞ・・・』おまえはくじけてしまうだろうか? それはおまえの意志力による。

(編集部注:非逆噴射聡一郎先生はいろいろなことについて個人的で独特な見解をお持ちです)

前置きが長くなった。今回のぶたいは、メキシコだ。そう、真の男が戦うにふさわしい戦場、メキシコなのだ。たちまちおまえはドリトスとコロナ、テキーラ、プルケ、ナチョスとタコス、アントニオバンデラスとダニートレホ、マリアッチのことを思い浮かべるに違いない。そこは暑く、かんそうしていて、サボテンとかばかりが生えており、タンブルウィードが転がって、サソリがいて、砂ぼこりが凄い。そんなイメージが、女騎士子にはある。
おれはそんなメキシコ特い点のじっそうを期待している。ニューメキシコではない、古き良きオールドメキシコをだ。

だが、おまえの手元のカルデアスを見てみろ。おまえはメキシコの広大さに目を見張るだろう。日本とも地理的に近い。そのめんせきたるやほとんど200まん平方キロに近く、サウジアラビアとかインドネシア、日本列島にも匹敵する。もはや大陸だ。砂ばくや投げナイフ、ギターケースランチャー、ブシェーミ、アステカ、アルパカの世界は、メキスコ大陸全体の北西部を占める。東へ行くと、また違った世界がある。

そこには熱帯林があるのだ。アマゾンを思い浮かべろ。凶暴なメキシコライオン、きょだいなメキシコエレファント、そしてメキシコジャガーがいる。さらにはメキシコクロコダイル、メキシコアナコンダ、メキシコダイナソー、メキシコシャーク、メキシコオクトパス、メキシコサラマンダーもいる。真の男はしばしばアナコンダとすらかくとうする。もちろん銃と麻薬があり、こしぬけが酒場でヘラヘラしていれば脳天を撃ち抜かれる。タフな世界だ。こうした世界の遥か南にはパナマとか・・・コロンビアとかがある。南のMEXICOだ。今回はそこまでは行かない。東メシシコについてだ。

大昔、この広大なイーストメキシコ・ジャングル・・・つまりユカタン半島には、独自の文明があった。マヤ文明だ。文字があり、暦があり、都市があり、いだいなピラミッドがあった。タルサドゥームが信者を集めていたような、あれだ。鉄器や銃はまだ無いが、酒と麻薬はある。アステカほどではないが、ほりょをいけにえに捧げていた。

今から1000ねんまえ、この文明システムは多少の変調をきたし、せん国時代を迎えていた。同時代のカルデアスを見回せば、似たようなものだ。末法の世だ。ヨ0ロッパでは最後の審判が来るという噂でもちきりだが、それが来る前に多くの者がヴァイキングのバトルアックスで頭がいをぶち砕かれて死ぬ。ヴァイキング・エイジにおいておまえの命と家族と財産を守り、おまえをナメた敵をわからせ、ぶち殺すことができるのは、鋼の剣だけだ。斧とハンマーがあればなおいい。

そんな世界ではスマッホなどなんのやくにもたたない。捨てろ。Siriや予測変換、地鶏インsタグラム、ソシーャルゲムであほになったおまえを、さらにあほにするだけだ。活用しようと思うなら、荒縄でしっかり結んで振り回すなどして即席の武器にでもしろ。あほになるたくなければ、おまえのあたまで考え、DIY精神をたいせつにしろ。

この話では、そのユカタンへファック野郎どもが到来し、マヤ文明を脅かし始めたということにする。この地に奴らが来るのは、500ねんも先の話なのにだ。

なお、「ユカタン」の語源には諸説あるが、有名なのは「おまえが何を言ってるのかわからん」と現地人が答えたのを誤解したというものだ。おれは違うと思うが、おもしろいので載せておく。おれはくわしく、おまえに知しきをさずけてやったかっこうだ。

ところで、この話の主じん公はフジオとかいうピコピコの主人公ではない。そいつはなぞのファック野郎に連れ去られ、今どこにいるのかわからなくなってしまったので、探さねばならない。主人公は、しょぼくれたアメリカ人だ。名前は◆◆◆(おまえがてきとうななまえをいれろ)だ。LA出身の冴えないヤク中のおとこであり、ロウライフのクズだ。それがおまえだ。

この時点で、読者の9割はブラウッザバックボタンを押すだろう。あまつさえ出てくる錆すら、おれのオリジナル錆だけだ。これで15割が戻る。計算上増えているようにみえるが、それは革ベルトをしゃぶって有機豆バターコーヒーを飲むようなシリコンバレー野郎のまやかしだ。まどわされるな。

だが、自由・・・ケオス・・・多様性・・・そういったものがある。ここは生き馬の目をぬくメシキコのアマゾンだ。そういう話があったっていい。おれはメキシコへいったことがなく、フジオ・カタツキについてもさほどくわしくはないが、むしろブラームストーカー効果というものの加護があるだろう。タフになれ。

なお、おれはツイッターアーカウントももっていない(編集部注:現在はもっています)が、おまえのことはいつも見守っている・・・そう、おまえをWOTCHしている。きをつけろ。

・・・異世界転生だと? おまえはなにもわかっていない。現世でさえないまま都市をとり、いつも鬱くつしているおまえは、すぐに異世界へ転生しようとする。異世界へ行けば、きっとチートのうりょくがてにはいり、あらゆるおんなにもて、ジャステんビーバーに50000万のいいねをつけられ、SUCCESSして印税ががっぽり入ると信じ込まされている。

いいか、それこそがタルサドゥームのわなだ。やつはおまえの意志、自我、たましいを殺し、ふらふらとトラックにとびこませるのだ。おまえがこの世に生まれたのは、トラックに飛び込んであの世で神に詰め寄り、おまえの記憶を持つあわれなこどもに生まれ変わるためではない。あんいに異世界転生を選んだおまえの魂は、地獄という異世界におくられる。そこはメキシコよりなんおくばいもひどく、ロックを聞くことすらできない。

神だって、そんな話のわかるおとこではない。やつはおまえよりもカバやワニのほうがすきなおとこだ。ヨブ記にも書かれている。おまえはカバでもワニでもない。やつはルールをきめる側であり、おまえはしたがう側だ。やつがそうきめたからだ。やつはじぶんが決めたルールに従うだろうか? いいや。やつは気に入らないことを全能のぼうりょくで解決する理不尽なチートやろうだ。では、ブッダはどうか? やつはねている。永遠に。オーディンは喰われた。おおかみに。

神にいのるときは、コナンがクロムにいのったようにしろ。おまえが命がけでベストを尽くせば、神も幸うんをめぐんでくれるかもしれない。その程度の期待でじゅうぶんだ。

そして、トラックのうんてん手のことを考えろ。彼はおまえの親とかに多額のばいしょうをしなければならない。とうぜん仕事もクビだ。犯ざい者になったからだ。彼の家族は露頭に迷い、りさんしてしまう。彼は酒とベイブにおぼれ、ドラッグに手を出すようになり、そして・・・老いて死ぬ前に、異世界に転生しようとしてしまうだろう。おまえの家族はどうか? 彼らがトラックに飛び込むかくりつはたかい。おまえがしっかりこの世にいないからだ。

だから、おまえ自身の生命と人生をラブし、リスペクトしろ。そうすれば、ラブとリスペクトがかえってくるのだ。トラックすれば、トラックがかえってくるのだ。

意志を強くもて。おまえのなかのMP・・・MEXICO PAWERを。

(非逆噴射聡一郎)

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