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短歌とエッセイで猫たっぷり。『猫のいる家に帰りたい』仁尾智・小泉さよ


なんとかと煙と猫と僕は行く 目的もなく高いところに

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ふと立ち寄った、素敵な喫茶店には、さりげなく、でもあちこちに猫の本がおいてありました。写真集だったり、エッセイだったり。その中でも、その日一番気に入ったのが、この猫短歌+エッセイの本です。

猫の短歌と猫のエッセイ、そしてかわいい猫イラスト。もう無敵って感じがします。我が家の猫にも当てはまるような、うちのおバカちゃんとはちょっと違うような、かわいい猫たちのスナップショット(短歌)がいちいちツボです。

幸せは重くて苦い ひざに寝る猫を起こさずすするコーヒー
テンパってばかりの僕の心より 猫の額は広い気がする
猫だからモテるんだからな ひげ面で甘えん坊の中年なんて
里親に猫を届けて行きよりも キャリーバッグが軽くて重い
猫なりの自覚と責任なのだろう 広げた新聞紙で眠るのは

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仕事の合間に、コーヒーを片手に、ふと広げて、くすっと笑って、また仕事に戻る。在宅勤務のお供みたいな本です。かなり、おすすめ。

ちなみに、この本をおいてくれていた素敵なカフェはこちら。

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珈琲と白ワインtent (大阪阿倍野)

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