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 週末は彼女たちのもの 著:島本理生

 吉原と言う親父の会社を継いでチェーン展開する経営者とミナと言うモデルのような女性の婚約から婚約が途切れるまでの別れを描いた短編作品集だった。

 物語は繋がっていないようで繋がっている。再会side-Aと再会side-Bなんかはとても美しい出会いだった。クリスマスをエンディングにミナの友人の奈緒は太一と言う息子も居てみんなの気持ちを紐解いてエンディングだった。

 若干、短編でぶつ切りにされてて登場人物が掴みきれない読み物だったがそれはそれで良いのだ。背景になる都会の喧騒が夜に紛れて登場人物たちが出会い別れて行く。最後のあとがきも理生さんらしかった。短編なのにあぐらを欠いて三日以上かけて読んだ。男女の距離感を断片で捉えながら、読み易い数ページを大切に読んだ。

 なんか俺にも良い事ないかな?図書館でアンダースタンドメイビーを上下巻借りて来ました。次はそちらを読みたいと思います。

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